朝のイライラ解消?!子どもの自立をサポートする「おしたくボード」の作り方

公開日:2022/04/13

朝のイライラ解消?!子どもの自立をサポートする「おしたくボード」の作り方

「朝は戦争」と言われるように、毎日大忙しの朝を迎えるママ・パパも多いのではないでしょうか。

お弁当の準備や、ゴミ出し・洗濯などの家事、通園・通学・出勤の準備に、朝ご飯の用意と、

やらなくてはいけないことが山のようにあります。

 

朝からイライラピリピリしたくないと思っていても、自分だけが焦って動いているように感じるとどうしてもイライラしてしまいますよね。

「せめて子どもが自分で支度ができるようになれば……」そんな願いを叶えるツールが「おしたくボード」です。

 

身近にあるアイテムで簡単に作れる優れものの「おしたくボード」。今回はその作り方や使い方をご紹介します。

ママ・パパを悩ませる忙しい朝のダラダラ支度

登園・登校前の朝はとても慌ただしいですよね。

特にきょうだいがいる場合や、ママやパパの出勤前準備がある場合は

やることが多すぎて目が回りそうになります。

 

そんな忙しい朝ですが、子どもが「まだ眠い〜」とダラダラして支度が全然進まないことも。

家を出る時間は刻一刻と迫っているのに、思うように進まない!

というイライラを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

 

新学期が始まって間もない頃は、朝のルーティーンに慣れることで精一杯ですが、

段々と自分で支度ができるようになると、スムーズな通園・通学につながります。

 

そんな子どもの朝の支度を助けてくれるのが、「おしたくボード」です。

「おしたくボード」はどんなアイテム?

「おしたくボード」とはその名の通り、子どもの支度を手助けしてくれるアイテムで、

いわゆる「To Doリスト」のようなもの。

 

登園や登校のための準備として、やるべきことが一覧になっていて、

「できたこと」「これからやること」もパッと見ただけでわかるようなつくりになっています。

 

自分でTo Doを消化していくので、達成感も得られ自ら率先して支度ができるようになると、

SNSを中心に話題となったアイテムです。

 

手作りする方も多いですが、最近は100円ショップにおしたくボード用のアイテムが売っているので簡単に用意できますよ。

100均アイテムでできる!おしたくボードの作り方

筆者もネットの情報でおしたくボードの存在を知り、自作しました。

そこで簡単な作り方をご紹介します。

 

<準備するもの>

・ホワイトボード(マグネット対応のもの)

・ホワイトボード用ラインテープ

・マグネットシート(To Do用)

・マグネット(できた・まだ用)

・マスキングテープ

 

<作り方> 年少〜年中さん向け

ラインテープでスペースを分けるだけ!

ホワイトボードに、ラインテープを使って線をひきます。

年少〜年中さんくらいのお子さん用には、真ん中に一本線をひき

「まだ」「できた」の2つのスペースを作ってあげると使いやすいと思います。

準備したマグネットにおしたくの内容を書いて、

やったことは「まだ」から「できた」に移動させれば、何をやったのかが一目でわかります!

 

<作り方> 年長さん〜小学生向け

①ラインテープでスペースを分ける!
年長さん〜小学生で、時計を読む練習を始めていたら

タイムスケジュールを書くスペースも作ってあげると時間の感覚がつかみやすくなります。

 

筆者は、

・タイムスケジュールを書くスペース

・To Doスペース

・「まだ」/「できた」のスペース 

の3つに分けて作りました。

②マグネットシートで「やることマグネット」を作る!

マグネットシートをちょうどよい大きさにカットし、To Do用マグネットを作ります。

To Do用マグネットには、文字だけでなく関連するイラストもつけてあげるとわかりやすいです。

 

イラストがあれば、まだ文字が読めない時期でも使えますし

毎日見ることで文字を覚えるきっかけにもなりますよ。

 

To Do用マグネットにはオリジナルイラストを描いても良いですし、

手描きが難しければ無料素材を使うのもOK。

 

「おしたくボード イラスト 無料」などのキーワードで検索すると、

無料素材を配布しているサイトなどが見つかります。使用の際は、サイトのルールを守ってくださいね。

印刷したラベルを使うときは上からラミネートフィルムを貼ると剥がれにくくなります。

 

既製品のおしたくボード用イラスト付きマグネットもあるので、

作るのが大変なときはチェックしてみてください。100円ショップでも手に入ります。

 

To Doマグネットの右の「まだ/できたスペース」に好きなマグネットを置き、支度が完了すればマグネットを「まだ」から「できた」に移動させるようにしましょう。

 

③飾り付けをする!                                           

最後にホワイトボードの縁にお好きなマスキングテープを貼り付け、飾り付けて完成です。

飾り付けはしてもしなくてもOKですが、お子さんが選んだマスキングテープで縁取ると「自分のもの」感が出てやる気につながるかもしれません。

また、お部屋のインテリアに合うマスキングテープを選ぶのもおすすめです。

子どもの自立につながる!おしたくボードの使い方

完成したおしたくボードは、子どもが毎日目にする場所、そして手が届く場所に設置しましょう。

 

初めはおしたくボードを見ながら一緒に取り組みます。

ひとつできたら「まだ」から「できた」へマグネットを移動しましょう。

すべてのマグネットが「できた」へ移動できたら準備OK!

 

慣れてきたら子どもに支度を任せてみましょう。

最初は心配ですが、だんだん慣れてきてスピードUPできるようになるはず。

 

自分のことは自分でする姿勢が身につくと、親の負担も減りますし

何より子どもの自立につながるので、将来的に子ども自身のためになります。

手作りだから使いやすくアレンジ可能!

今回は、オーソドックスなタイプの作り方をご紹介しましたが、

ご家庭のスタイルやお子さんの使いやすいようにアレンジも可能です。

 

例えば、持ち物をチェックするためのスペースを作っておくと、忘れ物防止になります。

小学校入学後は持ち物も増え、覚えるのも大変なのでおしたくボードを活用すると安心です。

まとめ

朝の支度を手助けしてくれる「おしたくボード」。
毎朝イライラしたり、子どもにガミガミ言ってしまったり、支度の悩みを抱えていたらぜひ試してみてください。

幼いうちは視覚優位で、耳で聞く情報よりも目で見る情報の方がわかりやすい場合も多いので、有効な方法となるかもしれません。
子どもの成長の様子を見ながら使いやすいボードを用意してあげてくださいね。

文/秋音ゆう

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