【小学生ママ体験談】息子がプログラミング教室に通ってみた!子どもへの思わぬ効果と料金のホントのところ

公開日:2022/05/08

【小学生ママ体験談】息子がプログラミング教室に通ってみた!子どもへの思わぬ効果と料金のホントのところ

2020年より開始となったプログラミング教育の必修化に伴い、

その前後から習い事としてプログラミングを選択する親子が増加しています。

 

日本トレンドリサーチが青山ラジュボークリニックと共同で2021年に実施した

子供に習わせたい習い事」に関するアンケートでは、

水泳や英会話など王道の習い事に次いでプログラミングは第5位にランクイン。

人気が高まっていることがわかります。

 

今回は、話題のプログラミング教室に、小1の息子の兼ねてからの要望もあり通うことになった体験談をお伝えします!

プログラミング教室ってどんなところ?何を学ぶの?

新しく求めらるスキル「プログラミング」

これからの時代、プログラミングスキルが重要になりそうとわかってはいても、

親の時代には存在していなかった習い事なので、どんなことを学ぶのかいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか。

 

1年前までは筆者もその一人でした。

子どもは遊びやゲームを通して、プログラミング的要素に興味を持っていたのですが、習い事として導入するイメージがつかず……。

筆者自身が完全文系ということもあり、

「プログラミング」という用語だけでも、パニック(笑)

 

子どもが興味を持ったことには、どんどんトライしてほしいと思いつつも、

新しい習い事を始めようとすると、金銭以外にも時間のやりくりや送迎の労力など様々なコストが伴います。

親があまりにも習い事の内容について理解できていないと、

それらのコストをかける必要があるのか悩んでしまいますよね。

 

わが家もまさにその状態でしたが、とあるプログラミング教室の責任者の方に話を伺う機会があり、

そこで「プログラミングを学ぶこと」に対するイメージが良い意味で変わりました。

組み立て、動かす!ロボットプログラミング

息子が通うことになったプログラミング教室では、

ブロックを組み立て完成した作品をプログラミングで動かすといった、

いわゆる「ロボットプログラミング」を学びます。

使用するツールは、ブロックパーツやモーターなどの

電子パーツが入った専用キットとタブレット。

専用アプリを使用して進めていきます。

 

まず、3D表示の組み立てガイドを見ながらブロックを組み立てます。

おもちゃのブロックでもそうですが、構成遊びは空間認知能力が育まれ、

手先を使うことで脳の働きを活性化し思考力や集中力がアップすると言われています。

 

プログラミングの作業では、ロボットの動きや速度、光の点滅の仕方など様々なアクションを設定。

自分が思っている動作の指示を出していたつもりでもうまく動かないことも…。

少し速さが違うと「なぜだろう?」と考え、何度もトライ&エラーを繰り返します。

実はいろんな力が身に付くんです!

その教室では、組み立てガイドに従い作業し、パーツの動きや仕組みを学んだあと、

習得した知識を総動員して自由制作を行う週もあります。

自分の作りたいものを実現させるためにはどんな方法が必要か試行錯誤し、

面白いアイディアはないかな?と考えるので、想像力や創造力もアップ!

 

できあがった作品はアプリ上に公開し、誰でも見られるようになっており、

同じくプログラミングを学んでいる同志から評価をもらえることも。

発表する喜びもあるからか、息子は自由制作がとても楽しいようです。

自由制作の週は、「こんなの作ったんだよ。これはこんな機能があって……」と

うれしそうに報告してくれます。

 

親は授業の様子を見ることはありませんが、

アプリを通してわが子の作品を見られるので、どんなことをやっているのかがわかります。

 

先生は悩んでいる生徒の様子を見ながら、少しずつヒントを提示し子ども自身が考えるためのサポートを徹底。

ヒントをもらいながらも、自分の力で完成まで導くことで、達成感も得られそうです。

また、プログラムを組み立てるうえで、速度や長さなど算数的思考も必要となり

体感的に算数知識も身についていくそうです。

「プログラミング的思考」を身につけることがプログラミング学習の鍵!

プログラミングから得られるもの

学校教育におけるプログラミング学習や、多くのプログラミング教室で目標にしているのは、

子どもたちに「プログラミング的思考」を身につけてもらうこと。

 

プログラミング的思考とは、簡単に言うと「問題解決能力」のこと。

導きたい結果のために、必要な過程を論理的に考える力です。

今後、様々なことをコンピューターやAIが代替していくと言われていますが、

優れたデジタル技術を開発するのも動かすのも人間であることには変わりありません。

便利な世の中にしていくために、何が必要か。

効率よく作業するためにはどんな過程をたどれば良いのか。

与えられた作業をこなすだけではなく、自らの力で問題を解決し、

論理的思考で良い結果を導く力が必要になっていきます。

 

プログラミングは「考える力」を育む

プログラミング学習は、単純にITの技術を学んだり

難しいプログラミング言語を学んだりするためだけにあるわけではありません。

息子が通っている教室でもプログラミングの作業は

アプリ上でビジュアル化されたコマンドを組み合わせるだけなので、

パソコンに触れたことがなくても問題なく取り組めます。

 

大切なのは、「考える力」。

プログラミングやブロック構成を通して、

自分のやりたいことを実現するためのロジカルシンキングを鍛えるための教室だと考えています。

 

なんとなく遠い存在に思っていたブログラミング教室に通い始めることになったのも、

この「プログラミング的思考」について知ったからです。

プログラミングはエンジニア特有のツールと思っていましたが、

誰しも必要なスキルなんだと知り、わが子たちにも楽しく学んでほしいと思い、通うことになりました。

プログラミング教室に通って6ヶ月。なにか変化はあった?

自宅学習などで息子の様子を見ていてずっと気になっていたのが、

「考えること」を嫌がる姿でした。

 

少しでも「難しい」「苦手」「うまくできなそう」と感じると、

「わからない!!!」とはなから諦めてしまうことがよくあり、

どうしたものかと悩んでいました。

 

そんな息子の様子もあって、楽しみながら考えるクセをつけてほしいと思い

始めたプログラミング教室でしたが、通い始めて半年ほど経つと

少しずつ考えることを楽しめるようになった気がします。

 

これまでは、ドリルを解くときや言葉の意味がわかならいときなど、

「これってどうやるの?」「○○ってどんな意味?」と聞かれ、

少しヒントを出しもう少し考えるように後押ししたり、調べることを提案したりすると

「えーっ、もうわからない!」と投げやりになることが多かった息子。

しかし、プログラミング教室に通い始めてからは「もう少し考えてみようかな」と

少しずつ前向きに取り組めるようになりました。

 

また、同じ教室で学んでいる先輩が作った作品を思い出し

「あれはどうやって動かすのかな〜こうでもないしああでもないし……」

と自ら考えることも増えてきて、少し驚いています。

 

プログラミング的思考の楽しさを味わっているからか、

「考えること」は「面倒くさいことではなく楽しいこと」に変化してきているようで、

親としてはとてもうれしい限りです。

親が感じるプログラミング教室のメリット・デメリット

最後に、息子が実際にプログラミング教室に通い始めて感じた

メリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。

メリット

なんといっても「考える力」が身につくことだと思います。

こればかりは、親がいくら「考えなさい!」と言っても、

なかなか身につかないどころか、親に言われると余計嫌になりがちな部分です。

 

ゲーム的要素もあるプログラミングや、ブロック遊びのようなツールの組み立てなどを通して、

楽しく学ぶというのがポイントなのではないでしょうか。

 

学びが深まる秘訣は「楽しい」「好き」という気持ちだと常々感じるので、

ロボットを作ったりゲームを作ったりと

楽しい作業がたくさんあるプログラミング学習はとても良い方法だと感じています。

 

また、親でも学校の先生でもない大人(教室の先生)から学ぶことや、

同年代や先輩のクラスメイトたちと一緒に取り組む楽しさも、

教室に通うことで得られることでしょう。

デメリット

デメリットはあまり感じていませんが、

プログラミング教室は比較的月謝が高いところが多いことです。

 

ちなみに、息子が通っている教室では月3回のレッスンで月謝自体は8,000円弱ですが、

教材費や諸経費などを含めると毎月10,000円ほどかかる計算になります。

 

他のプログラミング教室の月謝を調べると、12,000円〜16,000円程度のところが多いようです。

また、ロボットプログラミング教室の場合は、入会時に専用キットを購入しなくてはいけないところもあります。

 

デジタルツールを使う性質上、教材開発などにもコストがかかっているはずなので

致し方ないのですが、習い事を複数していると悩みどころにはなってしまいます。

 

わが家では、習い事にかかっているお金なども子どもに明確にしています。

やりたいかやりたくないかもしっかり自分で考えてもらい、

習い事にかかっているコスト感もなんとなく知ってもらうことで、

やるからには真剣に取り組んでほしいためです。

 

複数習い事をしていたら取捨選択する場面も出てきますが、

本人に優先順位を決めてもらい、現実的にできることを一緒に考えるようにしています。

最初は恩着せがましいかな……とも思ったのですが、

「自分ごと」として考えられるようになり、ひとつひとつに一生懸命がんばるようになりました。

 

今後もっと習い事としてのプログラミングがメジャーになることで、

通いやすい月謝になるといいなという願いは持っています(笑)

まとめ

日々、教育はアップデートされており、親の私たちにとっては未知の内容の学習も多くなってきていますよね。
プログラミングの習い事を通して筆者が感じたのは、
よく分からないから近づかないのではなく、
自分には未知の領域でも知ろうとすることが大切だということです。

これからの時代を生きる子どもたちにとって、どんなことが必要なのか。
それが未体験のことでも、一緒に学んでいく。そして、子どもが興味をもったことへのサポートをする。
親にとって必要なことはそういうことなのかな、と感じたきっかけにもなりました。

いまだにわかっていない部分も多いですが、元々持っていたプログラミングへの抵抗感はなくなり、
息子が学ぶ姿を通して筆者自身もワクワクをもらっています。
わが家のプログラミング教室体験談を通して、プログラミング学習の面白さが伝わっていたらうれしいです。

文/秋音ゆう

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