夏は海や山でのレジャーが楽しい季節です。アクティブな外遊びが増える一方で、気になってくるのが虫刺されトラブル。そこで今回は、虫刺されの対処法を紹介します。
虫刺されの種類や万が一刺された時の対処法を知っておくことで、安心してレジャーを楽しむことができますよ。また、虫刺されの内容によっては保険が使える場合もあるため、合わせてチェックしておきましょう!
夏は海や山でのレジャーが楽しい季節です。アクティブな外遊びが増える一方で、気になってくるのが虫刺されトラブル。そこで今回は、虫刺されの対処法を紹介します。
虫刺されの種類や万が一刺された時の対処法を知っておくことで、安心してレジャーを楽しむことができますよ。また、虫刺されの内容によっては保険が使える場合もあるため、合わせてチェックしておきましょう!
虫刺されと聞くと、どんな虫や症状を想像しますか? 虫刺されには、主に「血を吸う」「刺す」「咬む」「触れる」の4種類があり、それぞれ症状の度合いや特徴も違います。ではいったい、どのような虫がいて、どのような症状が出るのでしょうか。
血を吸う代表的な虫は、蚊やブユ(ブヨ)、アブです。得に蚊はいや~な虫刺されの中でも代表格! 蚊に刺されるのが嫌で虫よけスプレーやかゆみ止めなどを持っている人も多いですよね。蚊に刺されるとかゆみが出て赤くなったり腫れたりすることがありますが、通常数時間で治まります。刺された箇所が水泡になったり、刺された箇所以外に症状がある場合は皮膚科を受診しましょう。
ブユ(ブヨ)は蚊と同じようにかゆみを伴う症状が出ますが、半日後くらいから症状が出るので、すぐに気づきにくいのが特徴です。赤みやかゆみが強くでる場合もあるため、早めの受診がおすすめです。高原や山、渓谷に生息しやすいため、該当する場所で遊ぶ際は、あらかじめ予防しておくのが◎。
アブは、水辺や牧場に多く生息しています。皮膚を咬んで血を吸うため、痛みや腫れが強く出ることが多いです。対処法はブユ(ブヨ)と同じで、早めの受診がおすすめです。
刺す虫の代表といえば、蜂が有名ですよね。夏は働き蜂の活動シーズンなので、冬に比べて活発で刺されるリスクが高くなります。蜂に刺されると、強い痛みとともに腫れや出血があるのが特徴です。万が一刺された場合は、刺された箇所を指で押し、毒を絞りだして応急処置をしましょう。蜂に刺されるのが二回目以降の場合は、アレルギー反応(アナフィラキシーショック)をおこす場合もあるため、すぐに受診してください。
森や畑など、暗くて湿気が多い場所を好むムカデは、春から秋にかけて活動する虫です。
ムカデに咬まれると、強い痛みとともに咬まれた箇所が赤く腫れます。また、咬まれた箇所の症状だけでなく頭痛やめまいなど全身に症状がでることもあるので注意しましょう。万が一咬まれた場合は、冷たい水で患部を洗い流してから受診してください。
毛虫の中には、触れると蕁麻疹のようなぶつぶつが出るものがいます。毛虫の被害で多い「チャドクガ」は、ツバキやサザンカの木についていることが多いので、山や川に行く際は、注意しておきましょう。
なお、5月、6月、8月、9月は、孵化して成長していく時期であるため、夏のレジャーシーズンも注意したい時期です。木が多い場所に行くときは、長袖長ズボンを着用するなど、肌の露出を抑える予防方法も有効です。
万が一、毛虫に刺された場合は、セロハンテープやガムテープなどで毛虫の毛を取り除き、流水で洗い流しましょう。中には激痛を伴う毛虫もいるので注意が必要です。
虫に刺されたときの対処法は、血を吸う虫の場合は患部を触らないようにし、様子を見ます。市販のかゆみ止めなど市販の薬を塗って対処するのも有効です。腫れが治まらない場合や、いつもと症状が異なる場合は、すみやかに皮膚科を受診しましょう。
刺す、咬む、触れるの場合は、患部を洗い流すことが大切です。アナフィラキシーショックを起こすこともあるため、様子を見ながらすみやかに皮膚科を受診しましょう。
虫刺されは、刺されたあとの対処法も大切ですが、事前に刺されない対策をしておくことも重要です。ここでは、100円ショップやドラッグストアで手軽に買える、虫刺され対策グッズを紹介します。
昔からある虫刺され対策グッズの「蚊取り線香」。最近では、お香のように楽しめるおしゃれでコンパクトなものも発売されていますよ。花火やBBQなどの際は、近くに置いておくことで空間丸ごと対策できるのがメリットです。
シリコンバンド自体に虫がイヤがる香りをつけた「虫よけバンド」も便利ですよ。腕にブレスレットのようにつけるだけなので、出かける前にさっと対策できるのもうれしいポイント! シンプルなデザインなので、洋服に馴染みやすいのも◎
クリップのラバー部分に虫がイヤがる香りがついた虫よけクリップは、帽子やバッグなどにつけることができるアイテムです。身体に近いところで虫を寄せつけないこともできるうえに、バッグにつけて身近に置いておくと空間ごと虫よけすることもできますよ。
虫よけマスキングテープは、名前の通り虫よけの香りがついたマスキングテープです。テープなので、BBQグッズやテーブル、バッグなどに貼って使うことができます。洋服に貼ることもできるので、コレ1個あればさまざまな場所を虫から守れそうですね。 また、レジャー時だけではなく、自宅の窓の桟などに貼ることで、普段から虫の侵入を防ぐこともできますよ。
虫よけスプレーは、肌に直接スプレーを吹きかけることで虫から守ってくれます。汗や水に強いことが多く、海やプールなど、水に濡れやすい遊びのときでも活躍するのが特徴です。塗りなおしなどもしやすいため、ひとつ鞄に入れておくだけで安心ですね。
カートリッジ式の薬剤をファンで拡散させるタイプの虫よけグッズです。ほかの虫よけグッズと比べてお値段が張ることが多いですが、ベルトでベビーカーや腕に取り付け可能で、持ち運びが便利なアイテムです。虫に刺されやすい子がいる場合は、お守り代わりに準備しておくと良いかもしれませんね。
虫刺されでも、症状によっては保険の対象となる場合がありますよ。要件は保険によって異なりますが、保険金が支払われるポイントはおおよそ以下の通りです。
・傷害保険への加入
・蚊やダニは基本的に対象外
・虫刺されをかきむしったケガは対象外
傷害保険の場合、保険の対象となるには「急激性」「偶然性」「外来性」の要素を満たす必要があります。蚊やダニのような日常的な虫刺されは保険対象外になるほか、かゆみからかきむしったケガも対象外です。
蜂や毛虫の虫刺されは保険の対象となることが多いので、受診した際は一度加入している保険会社に連絡してみましょう。
※紹介した商品は、2022年6月時点の情報です。掲載時と内容が異なる可能性があります。
※紹介している症状や事例は一部であり、該当しない場合があります。