子どもは日焼け止めを使っていいの? 本格的な夏が始まる前に知っておきたい今から始める親子でUVケア

公開日:2022/06/05

子どもは日焼け止めを使っていいの? 本格的な夏が始まる前に知っておきたい今から始める親子でUVケア

だんだんと日差しが強くなってくると、気になるのが紫外線対策!

紫外線量は4月下旬頃からどんどん増えていき、6月から8月にかけてがピークといわれています。

 

大人は日焼け止めを欠かさず塗り、帽子を被ったり、日傘を差すなどきちんとUVケアをしていますが、小さい子どもたちのUVケアはどうしたらよいのでしょう。

 

「子どもは日焼け止めを使っていいの? いつから使えるの?」

 

「ママが普段使っている日焼け止めを子どもと共有していいの?」

 

今回は、そんなお悩みをお持ちのママに、子どものUVケアについて徹底解説していきます!

子どもの日焼け止めは毎日必要?

子どもの肌は大人よりも薄いため、外からの刺激に弱く、紫外線を浴びすぎると肌に負担がかかってしまいます。紫外線を長く浴びることで、将来皮膚の病気になってしまったり、シミやしわが増え、老化が早まってしまったりと、悪影響を及ぼすこともあるようです。また、近年のオゾン層破壊により、紫外線量が増加しているのも気になるところです。

 

これらをふまえると、紫外線対策は早くから始めたいところです。日焼け止めは0歳児のおおよそ3か月頃から使用することができ、赤ちゃんの肌に優しいベビー用の低刺激の日焼け止めも販売されています。

 

ただし、毎日日焼け止めを塗り続けると、今度は子どものデリケートな肌に負担がかかってしまうという心配もあります。もちろん外に出ない時には日焼け止めを使用する必要はなく、比較的紫外線量が少ない秋冬は、帽子をかぶるなど簡易的な紫外線対策でも十分UVケアができます。

 

日焼け止めを塗り始めるのは、紫外線量が増えてくる4月頃から、用途や目的によって使用方法を使い分けるとよいでしょう。

日焼け止めの選び方

ドラッグストアの日焼け止め売り場に行くと、さまざまなタイプの日焼け止めがたくさん陳列されていて迷ってしまうことはありませんか?

 

日焼け止めは主に、以下のように3つの選び方に分けられます。

 

1. テクスチャ―(質感)の「種類」

2. 目的別の「用途」

3. 日焼け止めに含まれる「成分」やそれ以外の「効果」

 

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

種類で選ぶ

乳液(ミルク)タイプ

乳液タイプは少しとろみのあるテクスチャ―で、伸びが良いのが特徴です。広範囲に塗り広げられるため、使いやすく、初めての日焼け止めにもおすすめです。日焼け止めで一番多く出回っているのが、この乳液タイプです。

クリームタイプ

クリームタイプの日焼け止めは、乳液よりも少し硬めのテクスチャ―のため保湿成分が十分に配合されています。乾燥肌のお子さまにおすすめです。

ジェルタイプ

ジェルタイプは水分たっぷりのテクスチャ―で、さらっと軽いつけ心地です。日焼け止め特有の白浮きが気になる方は、さっと伸びるジェルタイプがおすすめです。

スプレータイプ

スプレータイプは手を汚さずにどこでも手軽に使えるのが最大の特徴です。また、夏の紫外線で傷みやすい髪の毛や頭皮など、クリームタイプでは使いにくい場所にも吹きかけることができます。

用途で選ぶ

買い物のため少し外に出る程度の「日常使い」と、プールや海、キャンプなど、半日~1日といった長時間屋外で夏の日差しを浴びるような「アウトドア・レジャー」と、用途によって日焼け止めを使い分けることもおすすめです。

 

この場合の、使い分けの目安として、日焼け止めに表示されている「PA値」と「SPF」に注目してみましょう。

PA値とSPFとは?

PA値とは

UV-Aの紫外線防御効果。+で表示され、最大で4つ。+が多いほど紫外線防御効果が高い。

 

SPFとは

UV-Bに対しての紫外線防御効果。50までの数値表記。数が大きいほどUV-Bに対して紫外線防御効果が防げることを表している。

 

以上のことから、日常使いでは SPA15~20 PA++、アウトドアやレジャー用途では SPA20~40 PA+++ 程度を目安に日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

成分や効果で選ぶ

デリケートな子どもの肌への負担を考え、日焼け止めに含まれている成分や、日焼け止め以外の効果から選ぶことも一つの方法です。

 

低刺激

敏感肌や、肌が弱いお子さんには、低刺激の紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものを選ぶとよいでしょう。

 

無添加

合成香料や合成着色料、またはアルコールフリーのものは肌に負担を掛けずにすみます。

 

すぐ落ちる

肌が弱い子どもにとって、クレンジングは刺激が強すぎてしまいます。クレンジング不要で石鹸やボディーソープで気軽に落とせるタイプの日焼け止めがあります。

 

虫よけ

日焼け止めと虫よけが一本で補えるタイプの日焼け止めです。近年種類が増えてきています。虫よけ成分にユーカリやハーブといった香料の強い原材料が使用されているため、匂いが強めなことが特徴です。

 

ウォータープルーフ  

汗や水に強く落ちにくいウォータープルーフは、何度も塗りなおす手間が省けます。お湯で落ちるタイプもありますが、落とす時は普段よりも念入りに洗ってあげる必要があります。日焼け止めの成分が肌に残ったままだと、肌トラブルの元になってしまうので、優しく丁寧に落としましょう。

【親子で使える】子ども向けの日焼け止め おすすめ4つ!

そろそろ日焼け止めを購入しようと思っていた、または、たまには違う日焼け止めを使ってみようと思ったママさんたちに、ドラッグストアで手に入りやすい子ども向けの日焼け止めを4つご紹介します。

 

どの日焼け止めも親子で一緒に使えますので、お子さんは日焼け止めに、ママは化粧下地に、などと使い方を分けてもよいでしょう。

ママはぐ「日焼け止めミルク子ども用」SPF34/PA+++

無添加・低刺激・弱酸性と、子どもの肌に優しく、お湯でオフできる優れもの。ポンプタイプで手軽に使用できるなめらかなミルクタイプの日焼け止めです。日焼け止め効果の他に、PM2.5や花粉を払い落し、子どもの肌をガードしてくれます。

ニベア「UVウォータージェルこども用」 SPF28/PA++

ノンアルコールで肌に優しく、ヒアルロン酸配合なので保湿力が高く、肌の乾燥を防いでくれます。ジェル状のテクスチャ―はサラッとしていて伸びが良く、ベタつき知らずです!

ビオレ「UVキッズピュアミルク」SPF50+/PA+++

SPF50+にも関わらず、紫外線吸収材不使用のノンケミカルな日焼け止め。ビオレの独自開発「ミネラルバリア」で紫外線を跳ね返してくれます。ウォータープルーフなので、汗かきのお子さんやレジャーにぴったり。シアバター配合でふっくらしっとりとお肌がうるおいます。

マミー「UVアクアミルク」SPF50+/PA++++

PAが最大値の++++で、長時間の外遊びや水遊びに使用できます。ウォータープルーフなのにクレンジング不要で石鹸で落とせる優れモノ。水分を多く含んだミルクタイプのテクスチャ―がサラっと伸びて、すぐ肌に馴染みます。

日焼け止め以外で採り入れたいUV対策

日焼け止め以外にお子さんの紫外線を守れる対策は、他にもあります。

帽子をかぶる

直射日光を避けるために、つばの広い帽子を被れば顔だけではなく、首回りの紫外線予防もできます。

肌の露出を避ける

なるべく肌が直接紫外線に触れないような服装を選ぶと、より紫外線を防ぐことができます。UV加工や素材の衣類は、通気性や速乾性に優れており、羽織るだけで手軽にUVケアができます。

外遊びは紫外線が強い時間帯を避ける

一日の中で紫外線量が一番多い時間帯は10時~14時頃です。外遊びをするならこの時間帯を避け、比較的日差しが強くない朝や夕方の時間を選ぶと紫外線の影響を受けにくくなります。

まとめ

UVケアは夏の間だけ……というご家庭も多いかもしれません。しかし紫外線は一年中降り注いでいるため、UVケアは季節を問わず行うのがおすすめです。また、小さなうちから紫外線対策を始めれば、それだけ紫外線による炎症や肌トラブルの元を抑えることができます。

お子さんが日焼け止めを使う場合は、用途や目的に加え、お子さんの肌質に合ったものを選ぶことが一番重要です。使ってみて肌に異常がないかなど常に確認するようにしてください。肌に負担のかからない低刺激の製品、赤ちゃんでも使用できる製品なども選択肢のひとつです。

今回ご紹介した日焼け止めは、お出かけで日焼け止めを塗り忘れてしまったり、持ち運ぶのを忘れてしまった時でもドラッグストアですぐに購入できるものばかりです。ぜひ、参考にしてみて下さい。

文/青城碧花

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