食事の準備は調理する時間だけでなく、メニューを考えたり買い出しに行ったりと毎日大変ですよね。しかも、子育てや仕事で忙しくて時間がなかったり、疲れている日には “たまには楽をしたい” と思う時もきっとあるはず。そんな時におすすめなのがどんぶり飯。今回は、映えよりも調理が簡単・時短を重視してチョイスした “おいしいどんぶり飯” をご紹介します。どのどんぶり飯も調理工程が少なく誰でも簡単に作れるので、悩みがちな休日のランチメニューにもおすすめですよ。
包まないから簡単! 「オムライス風どんぶり」
オムライスは、ケチャップライスやチキンライスを作って、卵できれいに包んで……と、イチから調理すると結構大変ですよね。そこで「オムライス風どんぶり」ならば、卵を包む必要がないので誰でも手軽に作れます。
栄養バランスが気になる人は、ミートソースに細かくカットした野菜をたくさん加えるのもおすすめです。ミートソースを作る時間がない時は、市販のものを利用してさらに時短しちゃいましょう。
「オムライス風どんぶり」材料(2~3人前)
ミートソースの材料
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- ひき肉(牛・豚・鶏など種類はお好みで)…200g~300g
- 玉ねぎ…1/2個
※人参・椎茸・ナス・セロリなどお好みのお野菜を細かくカットしプラスすれば野菜嫌いの人でもおいしく食べやすいです。 - トマト缶…1缶(カットトマト缶・ホールトマト缶は使いやすいタイプをチョイス)
- コンソメ(固形)…1個
- 砂糖…大さじ2~3(味の好みで調節)
- にんにくチューブ…1cm程
※あくまで簡単ミートソースレシピなので参考程度に。ご自身の作り慣れたミートソースの作り方でOKです。
オムライスの材料
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- ご飯
- 卵…4~5個
- お好みでケチャップやソースで調節するのも◎
「オムライス風どんぶり」作り方
- 玉ねぎ→ひき肉の順で材料を炒めたらトマト缶とコンソメ・にんにくチューブを加え、砂糖で好みの味に調節し簡単ミートソースを作る。(市販のミートソースを使えばさらに簡単!)
- スクランブルエッグを作る。
- 白米の上にミートソース→スクランブルエッグの順に盛り付ければ完成。お好みでケチャップをプラスしたらよりオムライスっぽくなります。
包丁を使わなくても作れちゃう! 炒めるだけの「豚キムチどんぶり」
あらかじめカットされている炒め物用の小間切れ豚肉を使えば、まな板と包丁を使わずに作れ、洗い物も最小限で済む「豚キムチどんぶり」。味付けもキムチを使うだけなので、調味料を測る必要もありません。
スタミナたっぷりの豚キムチどんぶり、食べれば元気が出る事間違いなし。お子さんや辛いものがあまり得意ではないという人にはマヨネーズをトッピングするのがおすすめ。マヨネーズが辛さをまろやかにしてくれますよ。
「豚キムチどんぶり」材料(2~3人前)
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- 豚肉(バラ・小間切れなど)…150~200g
- 市販のキムチ…150~200g
※豚肉と1:1でOK。辛さが苦手な人は少しキムチを少なめにするのがおすすめ。
「豚キムチどんぶり」作り方
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- ごま油(サラダ油でもOK)を熱したフライパンで豚肉を炒める。
- 豚肉に火が通ったらキムチを加えて軽く炒める(キムチの汁も入れる)。
- 白米の上に炒めた豚キムチをのせれば完成。
お米とも相性抜群です!「餃子の中身どんぶり」
みんな大好き、国民的メニューといっても過言ではない餃子。実は、餃子の中身でどんぶり飯を作ってみると、中華風の味付けが特徴的などんぶり飯としておいしく食べることができます。
みなさんも、“餃子を作ったけれど、皮が足りなくて具材だけ余ってしまった……”という経験があるのでは? そんな時には、具材を使ってどんぶりにすれば食材をきれいに使い切ることができますよ! 餃子を作った日の翌日のメニューも決まって一石二鳥ですね。
「餃子の中身どんぶり」材料(2~3人前)
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- 豚ひき肉…150g~200g
- キャベツ…1/4程度(たくさん入れてもOK)
※お好みでニラやねぎなどをプラスのもおすすめ - 中華チューブ調味料…適量
- 醤油…大さじ1/2
- 生姜チューブ・にんにくチューブ…各1~2cm程度
「餃子の中身どんぶり」作り方
- キャベツをみじん切りする(フードチョッパーを使うと簡単)。
- ごま油(サラダ油)を熱したフライパンでひき肉を炒める。火が通ったらキャベツを加えて炒める。
- 中華チューブ調味料を加える。量はキャップの直径の円を描くくらいでOK。さらに醤油・生姜チューブ・にんにくチューブを加えて味付けをする。
- 白米の上にのせれば完成。温泉卵を加えるとよりおいしいですよ。
味付けは焼肉のたれ1本! 「ひき肉となすの甘辛どんぶり」
誰でも簡単に作れる「ひき肉となすの甘辛どんぶり」。味付けに使うのは焼肉のたれ1本なので、いろいろと調味料を準備して測る必要がありません。 余りがちな焼肉のたれを使い切る事ができるというメリットもあります。少し濃いめの味付けにするとより美味しいのですが、ついつい白米を食べすぎてしまうかもしれないので要注意です。
「ひき肉となすの甘辛どんぶり」材料(2~3人前)
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- 豚ひき肉…200~300g
- ナス…2~3本
- 焼肉のたれ…大さじ2~3
「ひき肉となすの甘辛どんぶり」作り方
- なすを1cm程度にダイスカットする。
- ひき肉をフライパンで炒める。豚ひき肉は油が出るので油をひかなくても大丈夫。ひき肉にある程度火が通ったらナスを加えてさらに炒める。
- 焼肉のたれを加える。味の好みで量は調節(入れすぎると味が濃くなりすぎてしまうので、はじめは大さじ2くらいを投入し、物足りなければ徐々に量を増やすのがおすすめ)。ナスがしんなりしてきたら火を止める。
- 白米の上にのせれば完成。新鮮な卵があれば卵黄をトッピングするとより深みのある味わいを楽しめます。
火を使わない! 漬けこむだけの「サーモンのつゆ漬けどんぶり」
火を使わずに作れる「サーモンのつゆ漬けどんぶり」は、めんつゆに漬けたサーモンをのせるだけの簡単レシピ。朝や昼にサーモンをつゆ漬けしておけば、晩御飯の時には盛り付けるだけで食卓に出すことが可能です。
お出かけやお仕事で帰宅が遅くなってしまう日でも、時間に追われて焦ることもなく準備ができるので、ストレスが緩和される忙しい主婦(夫)のお助けメニューですね。
「サーモンのつゆ漬けどんぶり」材料(2~3人前)
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- サーモン(刺身用)…5切程×人数分
- 大葉(盛り付け用)…6枚
- 白いりごま
- めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
- 水…大さじ1
- ごま油…大さじ1
※めんつゆ:水:ごま油=2:1:1 になれば量は多くなってもOK
「サーモンのつゆ漬けどんぶり」作り方
- 保存容器やボウルにめんつゆ・水・ごま油を混ぜる。
- 1にサーモン・大葉を漬ける(冷蔵庫で4~5時間程度漬けると味がしっかりしみ込みます)。
- 炊いた白米に白いりごまを混ぜ、どんぶりに盛る。その上に漬けたサーモン・大葉を乗せれば完成。新鮮な卵がある場合は卵黄をのせるのがおすすめ(お米は酢飯でも可)。
まとめ
さらに洗い物も少なく済むというメリットもあります。食事が終わった後、洗い物の山を見ると正直げんなりしてしまう人も多いはず……。疲れている日は尚更です。どんぶり飯なら、使用する食器の数がぐんと減るので洗い物も少なくなり、調理だけではなく後片付けの時短にもなるのです。
作る人はちょっぴり家事の手を抜けて、食べる人のお腹は大満足のどんぶり飯は、家族みんなが満たされる幸せメニュー。週に1回どんぶり飯DAYを作るのもいいかもしれませんね。
文・丸山寛子