今回は「凧(たこ)」についてご紹介します!
お正月の定番の遊びと言えば凧揚げですよね。
「お正月には凧揚げて~♪」と歌われています。
でも、どうしてお正月に凧を揚げるのでしょうか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
今回は「凧(たこ)」についてご紹介します!
お正月の定番の遊びと言えば凧揚げですよね。
「お正月には凧揚げて~♪」と歌われています。
でも、どうしてお正月に凧を揚げるのでしょうか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
お正月に凧を揚げるのは、縁起の良さと気候(風)が関わっているそうです。
※諸説あります
旧暦のお正月は現在の1月下旬~2月初旬ごろ。
現在でいう、立春(2月4日ごろ)ですね。
そして、昔の言葉に「立春の季に空に向くは養生の一つ」というものがあったそうです。
つまり、立春の季節に空を見上げるのは健康に良いことの1つだよということです。
このことから、凧を揚げて空を見るという風習が生まれたと言われています。
冬は北風など比較的強い風が吹く傾向にあります。
凧揚げのコツの1つとしてよく知られているのが「風に乗せる」ことです。
このことから、冬が凧揚げに適した季節とされたとも言われています。
お正月に凧を揚げる理由としては上記のようなことが有力そうですが、他にもいくつか言われていることがあるようです。
例えば、男の子が生まれてから最初の年の初めに成長を祈願して凧を揚げるという説もその1つです。
その他、逆説のような、消去法のような理由もあります。
何かと言いますと、冬でなく夏の場合は外で凧揚げは過酷だということです。
つまり、暑いので太陽の方を向きたくないですし、凧を揚げるために走るのもつらいとのことです。
さらに夏は水遊びや虫捕りなど楽しいことが他にも沢山あります。
これらのことから、夏ではなく、冬に凧揚げをするということだそうです。
ここからは、「凧」について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
普段は「凧」についていろいろ考える人は少ないと思いますが、せっかくここまできましたので、凧の由来や昔は「イカ」だったことについてご紹介します。
「凧」は元々中国が起源だと言われており、「紙鳶(しえん)」や「紙老鴟(しろうし)」という名前でした。
今では一般的な凧揚げも昔は貴族など位の高い人たちの遊びだったようです。
その他、中近東やインドなどを発祥とする菱形の凧もあり、これらはヨーロッパやオランダなどを経由して、長崎に伝わったとされています。
ちなみに、長崎では「凧」のことを「ハタ」というそうですよ。
凧揚げが一般的に遊ばれるようになったのは江戸時代ごろから。
子どもだけではなく、大人にも人気となり、凧の大きさや高さなどを競い合ったそうです。
現在は、電線などが多くなったことで、凧揚げをすることができる場所は限られています。
また、国土交通省によると、条件によっては航空法により凧を揚げることが禁止されているようです。
例えば、“地表や水面から150m以上の高さの空域への凧揚げは禁止”などです。
今では当たり前に「凧」という名前で違和感もありませんが、元々は「イカ」や「いかのぼり」と呼ばれていたそう。
では、なぜイカからタコへと変わったのでしょうか?
それは、先ほどご紹介した江戸時代のことです。
人気となった「凧」ですが、皆さんも経験があるように上手く揚がらないと落下しますよね。
昔もそれは同じで、家屋や畑、はたまた大名行列にまで落下するなどの事故が多発したそうです。
加えて、凧揚げ中の喧嘩なども多くなったことから、幕府から凧揚げ(いかのぼり)禁止令が発令されてしまったのです。
それでも、凧揚げをしたい庶民のとった作戦が「これはイカではない、タコだ」という今では少し笑ってしまうような言い訳だったようです。
これに対し幕府は「あぁ、タコか。イカじゃないのね」とおとがめなし。
さらにはその時に「凧」という漢字を作ったとも言われています。
ちなみに、関東地方ではこのようにイカからタコに変化しましたが、関西地方ではしばらくイカのままだったそうです。
「凧」が標準になったのは、明治初期ごろのようですよ。
ASOPPA!ではいろいろな「今さら聞けない」をこれからもどんどんご紹介していきます。
帰国子女って何で女性だけ?など知っているようでよく知らないことを内緒で知ることができますので、チェックしてみてください。