空気が乾燥しやすいこの時期、お肌の乾燥が気になりますよね。
とくにお子さんがいる家庭では、お子さんの乾燥肌や皮膚トラブルで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
お子さんが肌をかゆがっている姿はかわいそうですよね。
そこで今回は、子どもの冬のスキンケアや乾燥肌を悪化させないために気をつけることを紹介します。
お子さんの乾燥肌で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
空気が乾燥しやすいこの時期、お肌の乾燥が気になりますよね。
とくにお子さんがいる家庭では、お子さんの乾燥肌や皮膚トラブルで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
お子さんが肌をかゆがっている姿はかわいそうですよね。
そこで今回は、子どもの冬のスキンケアや乾燥肌を悪化させないために気をつけることを紹介します。
お子さんの乾燥肌で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもの肌といえば、スベスベ・モチモチのイメージが強いですよね。
ですが実際は、大人よりもずっと肌が乾燥しやすく、とてもデリケートなんです。
子どもは大人よりも皮膚が薄く、水分を保つ力やバリア機能が未熟なため、外からの刺激にとても弱いです。
また、皮脂の分泌が大人よりも少ないことから、肌が乾燥しやすいといわれています。
そのため、乾燥しやすいこの時期はとくに、乾燥で肌が荒れてしまったり、かゆみが出てきたりする子が多いです。
成長に伴い子どもの皮膚は厚くなり皮膚の分泌量も増えていきますが、10歳頃までは皮脂の分泌量が少ないといわれています。
乾燥肌が進むと、あかぎれや湿疹など、さまざまな皮膚トラブルにつながりやすくなります。
また、アレルギーの原因になってしまうこともありますので、早めに対処してデリケートな肌を守ってあげましょう。
子どもの肌を乾燥から守るスキンケアの基本は、「清潔」と「保湿」です。
では、具体的にどのようなことに気をつけてスキンケアをするといいのか、ポイントをチェックしましょう。
まず、毎日の入浴で体を「清潔」に保ちましょう。
☆「清潔」のポイント
・お風呂の温度は38度〜40度のややぬるめの温度に設定する
・入浴時間は5分〜長くて10分にする →熱いお湯に長く入ると、皮脂を落としすぎて余計に肌を乾燥させてしまいます
・体を洗うときはたっぷりの泡でなでるように優しく洗う →洗いすぎは刺激になり、皮脂も取れすぎてしまいます
・お風呂上がりは柔らかいタオルを使用し、こすらず優しく抑えるように水分を拭き取る |
身体をきれいにしてあげようと、洗いすぎたりこすったりしてはいけません。
また、洗浄力が強いボディソープや石けんで洗うとかえって肌を乾燥させてしまいます。
乾燥が気になる季節はとくに、肌に優しい低刺激の石けんで洗ってあげましょう。
小さいお子さんには、泡タイプのボディソープが泡立てる手間が省けておすすめですよ。
つぎに、入浴後はなるべく早く、たっぷりと「保湿」してあげましょう。
☆「保湿」のポイント ・入浴後は5分以内(身体がほかほかしているうち)に保湿剤をたっぷり塗る →保湿剤の量は、身体にティッシュを乗せて張り付く程度が目安です ・乾燥する時期は1日2回以上を目安に保湿する →かさかさが気になったらその都度保湿するようにしましょう |
お子さんが小さい場合、保湿剤を塗るのを嫌がってしまう場合がありますよね。
そのような場合は、無理にお風呂上がりに塗るのではなく、お風呂場で塗るのがおすすめです。
どうしてもお部屋で塗ろうとすると、子どもは周りが気になって落ち着かなくなってしまいます。
お風呂だと行動範囲が限られていますし、より乾燥させずに塗ることができますので、ぜひ保湿剤を塗るのが大変だという方は試してみてくださいね。
乾燥がひどい場合は自己判断せず、医師や薬剤師に相談した上で子どもの肌に合った保湿剤を使用しましょう。
また、乾燥肌が悪化して湿疹や肌荒れになってしまった場合は保湿だけでは治りません。
その場合は早めに皮膚科や小児科を受診して、炎症を治すための薬を処方してもらいましょう。
どんなに保湿剤を使って保湿しても、身体が未熟な子どもはどうしても乾燥してしまうもの。
ですから、日常生活でも乾燥に気をつけて過ごすことが大切です。
ここでは、乾燥肌を悪化させないために日常生活で気をつけることを紹介します。
気温が低いこの季節、風邪をひかないようにとつい厚着させてしまう方が多いですよね。
ですが、子どもは大人よりも運動量が多く汗をかきやすいため、厚着させると余計に汗をかいてしまいます。
とくに、裏起毛の服は汗をかきやすくなってしまいますので、屋外などよっぽど寒いところにいるとき以外は普通のトレーナーで十分です。
また、子どもの足先が冷たいからとすぐに靴下をはかせる必要もありません。
子どもは体温調節機能が未熟なため、手足が冷たくなってしまうことが多いです。
日中の手足の冷たさは、身体の冷えの指標にはなりませんので、基本的に外出時以外は裸足で十分でしょう。
子どもの服装の基準として、大人よりも1枚少ないくらいが丁度いいといわれています。
体温が上がりすぎてしまうとかえって体調を崩してしまう恐れもありますので、お子さんの服装を見直し、最適な服装で過ごせるようにしましょう。
子どもは汗をかきやすく、身体から水分が出ていきやすいもの。
こまめに水分補給をして身体の内側からもケアしてあげることが大切です。
寒い冬はどうしても冷たい飲み物を避けてしまい、水分補給を忘れてしまいがちですよね。
小さいお子さんはとくに、喉が渇いたり身体が脱水の状態にあっても上手く伝えることができません。
ですから、大人が気づいて定期的に水分補給させてあげるようにしましょう。
注意点として、水分を取らなければ!と一度に大量に水分を摂取してはいけません。
一度に多量の水分を摂ってしまうと、小さな子どもの身体に負担になってしまうため、コップ1杯を目安にこまめに水分補給しましょう。
水分補給する際は、ジュースではなく麦茶や水にしてくださいね。
皮膚は、湿度が50%以下になると乾燥が始まるといわれています。
ですから、室温が20〜23度、湿度が50%を目安に室内の環境を整えてあげることが大切です。
部屋を加湿することで、乾燥から守ることだけでなく、風邪やウイルスから守ることもできますよ。
室内の加湿には、加湿器の使用はもちろん、衣類の部屋干しや濡れたタオルをかけるのも有効です。
また、湿度は1日のうちに変化しやすいため、温湿度計を見えるところに設置してこまめに温度や湿度を確認するといいでしょう。