おうち焼肉やバーベキューなどに欠かせない焼肉のタレ。お肉やお野菜をおいしく食べるのに大活躍してくれますよね。でも、実はこの焼肉のタレ、意外な料理の味付けに使えたり、簡単・時短料理の強い味方となったりする優秀な万能調味料としての一面も持っています。本記事ではそんな焼肉のタレを使った簡単メニューをご紹介します。
焼肉のタレは調味料としても超優秀!
市販の焼肉のタレは、さまざまな調味料や食材が配合されているので、焼肉のタレとしてだけではなく、いろいろな料理の味付けに使える“調味料”としても大活躍してくれます。種類にもよりますが、主に醤油をベースに、ニンニクや唐辛子といった香辛料、果物や砂糖などの甘味、香味野菜などさまざまな素材が配合されています。これを自分でイチから揃えて再現しようとすると、結構な手間がかかってしまいます。これをすぐに使用できてしまう焼肉のタレは、なかなか優秀な調味料といえるでしょう。
焼肉のタレを使った簡単レシピ
焼肉のタレが1本あれば、完璧な味付けも可能! お料理が苦手な人や調理時間を短縮したい人にはピッタリ! 味の濃さも調節できるので、好みの味を簡単に再現できるのもうれしいポイントです。
焼肉のタレのガーリックライス
「焼肉のタレのガーリックライス」は、フライパンやホットプレートで簡単に作れるメニューです。バターを溶かし、ごはん・牛肉・にんにく・コーンを炒め、最後に焼肉のタレで味付けをすれば完成! 生のにんにくが用意できない場合は、チューブ入りのにんにくでももちろんOK。最後に小ねぎをプラスすれば彩りもバッチリです。
スタミナたっぷりの簡単レシピは冷めてもおいしいのでおにぎりにしても◎。ただしお弁当にする際はにんにくの臭いに気をつけてくださいね。
牛肉と野菜炒め
焼肉のタレを使った「牛肉と野菜炒め」は、牛肉・エリンギ・ピーマンをフライパンで炒め、最後にお好みの量の焼肉のタレで味付けをするだけで完成します。白米にのせてどんぶり飯にして食べてもおいしいですよ。お野菜やきのこ類は他の食材を使ってもOK。冷蔵庫にあるもので作れるので、食品ロスにも一役買ってくれるメニューです。
焼肉のタレは野菜との相性も計算されて作られているので、おいしい野菜炒めを作ることができますよ。調理時間も短く済むので、忙しい日のメインメニューにもおすすめです。
鮭ときのこのホイル焼き
焼肉のタレといえばお肉を使ったメニューが思い浮かびますが、実はお魚料理にも活躍してくれます。焼肉のタレを使った「鮭ときのこのホイル焼き」は、鮭・玉ねぎ・きのこに焼肉のタレをかけ、アルミホイルで包んだらオーブントースターで15分~20分程加熱するだけで完成というほったらかしレシピです。
筆者は、しめじとえのきを使用したのですが、お好みのきのこでOKです。他の献立を調理したり、別の家事をしたりと時間を有効に使えて忙しい人におすすめです。味付けに使用する焼肉のタレは少量でいいので、ちょっぴり焼肉のタレが余ってしまった……という時にもピッタリのメニューです。
肉じゃが
家庭料理の定番メニュー「肉じゃが」。焼肉のタレを使って味付けをすれば、普段と一味違った肉じゃがの完成です。じゃがいも・にんじん・玉ねぎ・お肉(鶏もも肉でもおいしいですよ!)を煮込む際にお水と焼肉のタレを使用するだけで味付け完了! 他の調味料は使いません。
煮込んでいるうちに味が濃くなっていくので、焼肉のタレははじめからたくさん入れないようにするのがポイントです。味付けに自信のない人や、お料理に興味をもちはじめた子どもでも失敗しない肉じゃがレシピです。
ジャガイモの煮もの
材料は豚ひき肉とジャガイモだけ! 作り置きにもおすすめの「ジャガイモの煮物」。ジャガイモと豚ひき肉を、水と焼肉のタレで煮込むだけのズボラ料理です。しっかり煮込んで冷蔵庫で一晩寝かせると、より味がしみてよりおいしくなります。また、焼肉のタレをちょっぴり多めに使い濃いめの味付けにすれば、冷めてもおいしいお弁当にもピッタリの一品に仕上がります。そして、さらにシンプルにジャガイモだけで作るのもアリですよ。
豚バラ肉の角煮風
ブロックよりも安価で手に入る豚バラスライスを使った「豚バラ肉の角煮風」。この味付けも焼肉のタレ1本で調理できます。
まず、豚バラスライスを2~3枚くるくると巻きます。調理中に崩れないように、巻くときはしっかりと巻きましょう。用意したすべての豚バラ肉を巻き終わったら、表面に小麦粉をまぶしてフライパンで焼きます。表面がすべて焼けたら水と焼肉のタレを加えて煮込むだけ。調理時間がかかる豚の角煮も20分程で完成します(しっかりと味をしみこませたい場合はもう少し煮込みます)。煮込む際は焼肉のタレだけでももちろんおいしいのですが、お好みで生姜チューブをプラスすれば、より本格的な味になります。
焼肉のタレを使った味付け玉子
究極のズボラメニュー、「焼肉のタレを使った味付け玉子」は、ゆで玉子を焼肉のタレに漬けるだけ! しっかりと味が作りこまれている焼肉のタレを使えば、誰でも簡単においしい味付け玉子が作れますよ。味付け玉子はそのまま食べるのも良し、ラーメンなどのトッピングにも良しと、食卓で大活躍してくれます。
味付け玉子を作るときには、100円ショップなどで売っている味付け玉子専用の調理グッズを使うのがおすすめ。使用する焼肉のタレが少量で済みますよ!
焼肉のタレは下味にもおすすめ
焼肉のタレはお肉料理の下味としても活躍してくれます。前の晩や朝のうちにお肉を漬けておけば、夕食時はしっかりと味のついたおいしい本格的なメニューを簡単に調理することができますよ。
唐揚げ
大人も子どもも大好きな唐揚げの下味に焼肉のタレを使えば、調味料をたくさん用意する必要がありません。冷めても味が染みているおいしい唐揚げが作れるので、お弁当のおかずにもおすすめです。
手羽中焼き
手羽中を焼肉のタレに漬けこみグリルなどで焼くだけで、甘辛い味付けの手羽中焼きが完成します。焼き鳥が好きな人に特に人気のメニューです。一晩しっかり漬け込むのがおいしく仕上げるポイントです。前日の夜に仕込んでおけば、翌日の調理が楽なので、お出かけの予定がある時にあらかじめ用意しておけば帰宅してからの晩御飯作りに慌てる事もありません。
豚肉の甘辛炒め
豚肉とカットした玉ねぎを焼肉のタレに漬けこみ、調理は炒めるだけ! 豚肉の甘辛炒めは比較的安い豚小間肉をおいしく食べることができるおすすめメニューです。ジップ袋などに漬けこみ冷凍保存しておけば、調理したいときに解凍して炒めるだけで食事が完成するので、忙しい時の救世主にもなってくれます。
まとめ
文/丸山寛子