今回は「内閣総理大臣」についてご紹介します!
ニュースや新聞などあらゆるメディアで目にしたり、耳にしたりする「内閣総理大臣」。
「総理」や「総理大臣」と呼ばれることもありますが、「内閣総理大臣」を指していることは分かりますよね。
しかし、「内閣総理大臣」は首相と呼ばれることもあります。
どうして、「内閣総理大臣」や首相など呼び方が異なるのでしょうか?
その違いをはっきり理解できていますか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
今回は「内閣総理大臣」についてご紹介します!
ニュースや新聞などあらゆるメディアで目にしたり、耳にしたりする「内閣総理大臣」。
「総理」や「総理大臣」と呼ばれることもありますが、「内閣総理大臣」を指していることは分かりますよね。
しかし、「内閣総理大臣」は首相と呼ばれることもあります。
どうして、「内閣総理大臣」や首相など呼び方が異なるのでしょうか?
その違いをはっきり理解できていますか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
首相という呼び方は通称なのです。
正式には「内閣総理大臣」であり、日本国憲法に規定があります。
首相については規定がありません。
ここからは、「内閣総理大臣」と首相について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
正式名称と通称での違いの他に異なる部分があるのでしょうか?
また、他の国ではどのようになっているのでしょうか?
「内閣総理大臣」とは、日本国憲法第67条で以下のように規定されています。
“内閣総理大臣は、国会議員の中から国会の議決で、これを指名する。” 引用:日本国憲法 |
また、日本国憲法第72条では職務権限について以下のように規定されています。
“内閣総理大臣は、内閣を代表して議案を国会に提出し、一般国務及び外交関係について国会に報告し、並びに行政各部を指揮監督する。” 引用:日本国憲法 |
つまり内閣の最高責任者ということになります。
公的機関からの公的文書や国会などでは「内閣総理大臣」が使われます。
国会などではよく議員の方が「〇〇総理!」と声を出していますね。
一方、首相は法律上の規定はなく、一般的には「内閣総理大臣」の通称となります。
こちらは元々、古代中国において“相”という言葉・職務があり、大臣にあたるものです。
その大臣のトップということで“首”がついて、「首相」と呼ばれたそうです。
上述したとおり、公的機関等では正式名称である「内閣総理大臣」が使われます。
しかしながら、新聞やテレビのテロップなどでは首相と表記されることも多いです。
これは、文字数の抑制のためともいわれています。
決められた枠の中で「内閣総理大臣」は文字数が多いですからね。
逆に、アナウンサーの方などが話す時には「総理」などの言い方をよく聞きます。
これは、「しゅしょう」という言葉が聞き取りにくいからといわれています。
日本では「内閣総理大臣(首相)」ですが、他の国はどうなのでしょうか?
ちなみに首相は英語でprime ministerといわれますが、各国の正式名称は異なります。
中国では国務院総理、韓国では国務総理、その他議長や会議長などさまざまです。
また、日本と同じ議院内閣制の国としてはイギリスがありますが、大統領制をとっている国としてはアメリカなどがあります。
さらに、首相も大統領もいる半大統領制をとっている国もあります。
フランスや韓国がこれにあたります。
首相や大統領の役割は各国で異なりますが、両方が存在する国ではざっくりいうと、首相は内政、大統領は外交をメインとしているようです。
もっと深く知りたい方はぜひ調べてみてくださいね。