今回は「羽目を外す」についてご紹介します!
「昨日はつい羽目を外しすぎてしまった」「あまり羽目を外さないようにね」などと日常的に耳にする言葉ですよね。
もちろん、意味は理解している方がほとんどだと思いますが、そもそも「羽目」って何なのでしょう?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
今回は「羽目を外す」についてご紹介します!
「昨日はつい羽目を外しすぎてしまった」「あまり羽目を外さないようにね」などと日常的に耳にする言葉ですよね。
もちろん、意味は理解している方がほとんどだと思いますが、そもそも「羽目」って何なのでしょう?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
「羽目を外す」の羽目は馬の「くつわ」のことなのです。
くつわ(轡)というのは、乗馬や競馬などで馬がくわえている鉄製の馬具です。
「轡」がなぜ「羽目」なの? と思った方もいるでしょう。
実は轡の一部を構成している部分がハミ(銜・馬銜)といわれるのです。
※現在は轡=ハミとされています。
馬のハミを外すが転じて、はめを外すとなったそうです。
元々、轡(ハミ)は騎手が馬をコントロールするために使われるもの。
それを外すということは、馬をコントロールできなくなります。
そのことから、調子に乗って度を超すような行いを「羽目を外す」というようになりました。
「羽目を外す」の語源として、他の説もあるそうですので簡単にご紹介します。
“羽目板とは、壁や天井に張るための板のことで、並べて張り合わせて使います。古くから日本の建築でも用いられてきた無垢の羽目板は、調湿や保温機能があり日本の気候に合った建材といえます。” 引用:SUVACO |
この羽目板を外すと建材がむき出して、見た目が悪いなどのことから、羽目(板)を外すのは良くないとなったことに由来する説です。
ここからは、「轡」について、もう少しお話したいと思います。
轡が生まれたのが6,000年前ともいわれており、カザフスタンで出土した紀元前3,000~3,500年ごろに馬の歯にはハミの痕があったそうです。
その頃は、木や動物の骨などが使われていたといわれています。
その後、青銅に代わり、紀元前1,000年ごろには鉄製になったとのことです。
以前は、轡の一部として口の中に入っている部分をハミと呼んでいましたが、現在は手綱と繋がっている部分も含め全体をハミ(轡)と呼んでいます。
参考:馬具の種類と歴史