「本当に9月!?」と、疑いたくなるような暑さが続く毎日。そんな長引く暑さでバテてしまい、体調がすぐれないという人も多いのではないでしょうか。なんだかカラダがだるい、元気が出ない、そんな残暑バテに負けないために大切なのが「食」。この記事では、打倒残暑バテ! ということで、カラダの暑さ疲れの解消におすすめの食材や簡単メニューをご紹介します。
残暑バテっていったい何?
残暑バテとは、8月下旬から10月にかけて、暑さが原因でおこる体調不良のこと。暑さや湿気で知らず知らずのうちにカラダがバテてしまい、食欲がなくなったり、元気が出なくなったりといった症状が出てしまいます。日中と夜間の気温の差によって自律神経が乱れやすくなる時期に症状を発症してしまう人が多いようです。
参照:アストリション
残暑バテにおすすめの食材
残暑バテを解消するために大切なのが「食」。まずは、暑さでバテてしまったカラダにおすすめの食材をピックアップ!
おすすめの食材その1「梅干し」
残暑バテの解消におすすめの食材、1つめは「梅干し」。梅干しには、エネルギー代謝をサポートし、疲労回復効果が期待できる成分のクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は胃液や唾液の分泌を増やし、食欲を増進させる効果も期待できます。他にも発汗で失われがちなミネラルや塩分を補給できるというメリットもあります。
おすすめの食材その2「豚肉」
残暑バテの解消におすすめの食材、2つめは「豚肉」。豚肉に多く含まれるビタミンB1は、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変える酵素を助ける働きがあります。ビタミンB1によってエネルギーがスムーズにつくられることで、残暑バテの疲労の回復が期待できます。
おすすめの食材その3「きゅうり」
残暑バテの解消におすすめの食材、3つめは「きゅうり」。夏野菜の代表でもあるきゅうりには食物繊維が豊富に含まれていて、腸内環境を整えてくれる効果が期待できます。腸内環境が整うことで、免疫力もアップ! 腸内環境の改善以外にも水分補給、むくみ改善、疲労回復、抗酸化作用などが期待できる残暑バテ解消に有効な食材です。
おすすめの食材その4「発酵食品」
残暑バテの解消におすすめの食材、4つめは「発酵食品」。ヨーグルトや味噌、キムチやチーズなどの発酵食品は、腸内環境を整えて免疫力を高めてくれます。発酵食品を定期的に摂ることで、腸内に善玉菌が増えるというメリットもあります。善玉菌が作り出すビタミンB群は、残暑バテ改善に必要な栄養素なので積極的にカラダに摂り入れたいですね。
残暑バテにおすすめ! 簡単メニュー
残暑バテの解消におすすめの食材を使ったメニューをご紹介。手間がかからず簡単に作れるメニューを集めたので、だるくて料理する気力が起きない……という時でもササッと食事の用意ができるはず!
きゅうりとちくわの梅和え
きゅうりとちくわの梅和えは、さっぱりとしていて食欲が低下している時も食べやすい一品。火を使わずにカットした食材を和えるだけで作れる手軽さもおすすめのポイントです。
<材料(2人前)>
- きゅうり・・・1本
- ちくわ・・・約50g
- 梅干し・・・3~4個
- ごま油・・・大さじ1
- 白だし・・・大さじ1
- 鰹節・・・適量
<作り方>
- 梅干しの種を取り除き、細かく刻む
- きゅうりとちくわを1cm幅程度で斜め切りする
- 梅干しときゅうり・ちくわを1つのボウルに入れ、ごま油、白だしを加えて和える
- お皿に盛り付け、お好みで鰹節を振りかけて完成
鶏ササミの梅干し大葉はさみ焼き
あっさりとした鶏ササミに梅干し、大葉を挟んだヘルシーメニュー。お弁当の一品にもおすすめ。カラダに優しいだけでなく、お財布にも優しいメニューです。
<材料(2人前)>
- 鶏ササミ・・・6本
- 大葉・・・6枚
- 梅干し・・・3~4個
- 片栗粉・・・適量
- 塩コショウ・・・適量
<作り方>
- 梅干しは種を取り除き、細かく刻む
- 大葉は半分にカットする
- ササミは切れ目を入れてひらく
- ひらいたササミに梅干し、大葉を挟む(ササミ1本につき大葉は半分にカットしたものを2枚使います)
- ササミの両面に塩コショウをふり、片栗粉をまぶす
- 熱したフライパンにサラダ油をひき、ササミを焼きます。火が通りにくい場合は両面に焼き色がついたところで蓋をして2~3分蒸し焼きにします。火が通れば完成
豚しゃぶサラダ
豚しゃぶサラダは、しゃぶしゃぶ用の豚肉をゆでるだけ。野菜も豚肉もたっぷり食べることができるので、残暑バテ解消にもピッタリです。ドレッシングを変えてバリエーションを楽しむこともできちゃいます。
<材料(2人前)>
- 豚肉(しゃぶしゃぶ用)・・・200g程度
- キャベツ・・・1/4個
- お好みのドレッシング
<作り方>
- キャベツを千切りにカット(カットキャベツを使用するのもアリ)
- 鍋にお湯を沸騰させ、豚肉をゆでる
- ゆでた豚肉をザルにあげて冷水で冷やす
- 千切りキャベツの上に豚肉をのせ、お好みのドレッシングをかければ完成
豚肉のピカタ
ピカタは、下味をつけた肉や魚に小麦粉をまぶし、卵を絡めて作るイタリア料理。残暑バテにピッタリの豚のピカタは、簡単だけれど凝った料理にみえるのも嬉しいメニュー。
<材料(2人前)>
- とんかつ用豚肩ロース肉・・・2枚
- 卵・・・1個
- 粉チーズ・・・大さじ2
- 小麦粉・・・大さじ3
- 塩・・・少々
- ケチャップ・・・適量
<作り方>
- 豚肉は軽くたたいて両面に塩をまぶし、下味をつけておく
- ボウルで卵、粉チーズを混ぜる
- 豚肉の両面に小麦粉をまぶす
- 豚肉に卵液をからめ、サラダ油をひいて熱したフライパンに並べ入れる。約3分間焼いたら返し、さらに約3分間焼く。火が通っていない場合は蓋をして2~3分蒸し焼きにする
- お皿に盛り付けたらケチャップをかけて完成
残暑バテにおすすめの発酵食品「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」
残暑バテにおすすめの食品「フジッコ まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」は、乳・豆乳不使用の大豆で作ったヨーグルト。そのまま食べるのはもちろん、スイーツや食事にプラスすることもできる発酵食品です。乳アレルギー体質の人でも食べられるヨーグルトは、ヴィーガンカフェのメニューにも取り入れられた実績アリ!
発酵食品×発酵食品で免疫力アップ!「ピリ辛! 納豆SOYヨーグルト」
ピリ辛! 納豆SOYヨーグルトは、発酵食品×発酵食品で免疫力アップ! 残暑バテ解消におすすめの1品。なめらかなお豆腐と納豆を混ぜたような味です。
<材料(1人前)>
- 「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」・・・100g
- 納豆・・・1パック(50g)
- 小ねぎ・・・小口切り適量
- ラー油・・・適量
<作り方>
器に「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」を入れ、付属のたれを混ぜあわせた納豆をのせ、上から小ねぎを散らして好みの量のラー油をかけるだけ!
W発酵食品「キムチSOYヨーグルト鍋」
発酵食品であるキムチを使ったキムチ鍋にまるごとSOYカスピ海ヨーグルトをプラスした「キムチSOYヨーグルト鍋」も、残暑バテ解消に◎。まるごとSOYカスピ海ヨーグルトは酸味がないため、食事とも相性が良く、発酵食品である味噌やキムチにあわせることで、W発酵食を作ることができます。
<作り方>
キムチ鍋に好みの量のまるごとSOYカスピ海ヨーグルトを加えるだけ。まろやかなお豆腐を入れたようなイメージ。混ぜれば鍋のスープがまろやかになります。
まとめ
文/丸山寛子