外遊びは、子どもの体力向上や季節の変化への適応力を育てる上で重要です。
寒いからと家の中にこもってしまうと、親子ともにストレスがたまってしまいます。
防寒対策をしっかりと行って、寒い季節の外遊びを楽しんでみてはいかがですか？
この記事では、子どもの防寒対策のポイントや、年齢別の防寒対策についてまとめました。
おすすめの防寒グッズもご紹介しているので、冬のお出かけ前にぜひチェックしてみてくださいね！
子どもの防寒対策のポイント
子どもは大人と比較して、体温調節機能が未熟です。
防寒を考えるときは大人の感覚に頼らず、子ども目線で考えることが重要になります。
子どもの防寒対策のポイントをご紹介します。
赤ちゃんは環境に合わせて小まめに調整する
赤ちゃんの防寒対策は、重ね着をして小まめに温度調節をするのが基本です。
屋外と屋内のメリハリをつけ、暑すぎ・寒すぎを防ぎましょう。
赤ちゃんの体温調節機能は非常に未熟であるため、体内の熱を生成する能力と外部からの熱を放散する能力のバランスが取れていません。
体温は環境温度によって左右されやすく、寒い場所ではあっという間に冷たく・暖かい場所ではすぐに暑くなってしまいます。
また赤ちゃんは成長のために多くのエネルギーを使っており、新陳代謝が活発です。
体温が高くなりやすい一方で、寒い環境ではすぐに体温が下がってしまう傾向があります。
小まめに体を触って、暑すぎないか・寒すぎないかをチェックしてみてください。
赤ちゃんの暑すぎ・寒すぎをチェックするときのポイントは、お腹や背中を触ること。
胴体部分は体の内部の温度を反映しやすく、手足よりも体温状態をより正確に把握できます。
「手足が冷たい……！」と厚着をさせると、着せすぎになってしまうかもしれません。
幼児は厚着のしすぎに注意する
幼児は大人よりも動きが活発な上、体温も高めです。
大人の感覚で厚着をさせると、すぐに汗だくになってしまいます。
薄いものをいくつか重ねて、適宜脱ぎ着するのが基本です。
幼児期に薄着をさせるメリットは、外気温を肌で感じやすくなること。
自律神経が鍛えられ、体温調節機能が向上します。
また体温調節が上手になって寒暖差に適応できるようになれば、免疫力も高まるのだそう。
そうすることで、ウイルスに対する抵抗力が高まり、風邪をひきにくい強い体を獲得できます。
注意したいのは、子どもそれぞれの体質を見逃さないことです。
「幼児は暑がり」という傾向は、全ての子どもに当てはまるわけではありません。
寒がりの子ども・冷え体質の子どももいるので、様子を見ながら防寒対策を行ってください。
年齢別！ 子どもの防寒対策
子どもの防寒対策は、年齢によって異なります。
防寒対策の目安を、子どもの年齢別にご紹介します。
0～1歳
- 肌着
- 長袖のロンパースやカバーオール
- 防寒アウター
- 帽子
- 手袋
- レッグウォーマー
- 靴下
0歳児は外気温の影響を受けやすいため、しっかりと防寒をして外出することが大切です。
体温が逃げやすい頭や、冷えやすい手足もカバーしてあげましょう。
このほか赤ちゃんをベビーカーに乗せるときは、防寒用のケープや毛布を用意しておくと安心です。
2～5歳
- 肌着
- 薄手のトレーナーやフリース
- ズボン・スカート
- 動きやすいアウター
- 帽子
- 手袋
- 靴下
動きが活発な子どもは、すぐに汗をかいてしまいます。
「大人よりも1枚少なめ」を意識した防寒対策がおすすめです。
6～12歳（小学生）
小学生の防寒対策も、基本的には2～5歳児と同じです。
ただし小学生は「脱ぎ着しやすいか」が重要なポイントとなります。
子どもは、脱いだり着たりを面倒くさがるもの。
かさばる服・着脱が難しい服だと、暑いのに厚着をしたままだったり、寒いのにアウターを着なかったりといったことが起こるかもしれません。
サッと羽織れる服・すぐに脱げる服がおすすめです。
赤ちゃんにおすすめの防寒アイテム
赤ちゃんと外にお出かけするときは、冷たい外気をシャットアウトすることが大切です。
ぜひ準備しておきたい、おすすめの防寒アイテムをご紹介します。
カバーオール
カバーオールは、トップスとボトムスが一体化したつなぎ形状のウェアです。
赤ちゃんの全身をすっぽりと包めるので、冬のお出かけの防寒対策にぴったり。
風を通しにくい素材を選ぶと、環境温度の影響を受けやすい赤ちゃんも暖かく過ごせます。
こちらは、かわいいくまの耳が付いた中綿入りのカバーオールです。
袖と足首部分にはリブが付いていて、冷たい空気をしっかりとシャットアウトできるのが◎。
裏起毛で肌当たりもよく、寒い日のお出かけで大活躍してくれます。
防寒ケープ
画像提供：【BabyHopper】WILD THINGS キルティング防寒ケープ｜株式会社ダッドウェイ
防寒ケープとは、抱っこひもを装着した状態で使えるケープです。
赤ちゃんをすっぽりと包み込めるので、抱っこでお出かけするときも赤ちゃんの頭や手足が冷えにくくなります。
こちらは、WILDTHINGS×BabyHopperの防寒ケープ。
ベビーカーにも使用できるので、1枚あると重宝します。
シンプルなカラー＆おしゃれなキルティングステッチで、コーディネートを選びにくいのもうれしいポイント。
レッグウォーマー
画像提供：くすみカラーオーガニックコットンベビーレッグウォーマー3足組｜株式会社エル・アイ・シー
レッグウォーマーは、冷たくなりがちな赤ちゃんの足をカバーするのに最適なアイテム。
ズボンのように腰部分を覆わないので、オムツ替えをするときも邪魔になりません。
ハイハイをするときは膝カバーにもなるので、ハイハイが始まる時期にも活躍します。
こちらは、オーガニックコットンを使用した肌にやさしいレッグウォーマー。
トレンドのくすみカラーはおしゃれな雰囲気たっぷりで、「派手な柄や色が苦手」「赤ちゃんのコーデにこだわりたい」というママやパパも満足できそう。
幼児・小学生におすすめの防寒アイテム
幼児・小学生の防寒アイテムは、動きを制限しにくいものを選びましょう。
特にアウターは、サッと脱いですぐに着られるものがおすすめです。
ダウンジャケット
ダウンジャケットは、寒い冬に大活躍するアウターの1つ。
羽毛を含むコートは暖かい上軽量で、子どもの動きを邪魔しません。
本格的なダウンならインナーは薄着でよく、モコモコするのを嫌がる子どもにも着せやすいのが魅力です。
暖かさを重視するなら、水鳥の羽毛であるダウンの割合が多いものがおすすめ。
ただし高級ダウンジャケットは、子ども用でも比較的高価です。
冬でも雪があまり降らない西日本や九州地方は、安価な中綿やフェザーのダウンジャケットが扱いやすいかもしれません。
ネックウォーマー
画像提供：ネックウォーマー｜株式会社ジュリア
首にはたくさんの血管が通っている上、自律神経が通っています。
首を温めることで「暖かい血液が全身に回りやすくなる」「自律神経の働きが整う」などの効果を得やすく、寒い季節でも体感温度を上昇させることが可能です。
首を温めるアイテムとしてはマフラーもありますが、子どもには着脱が簡単なネックウォーマーがおすすめ。
スポッと被ったり脱いだりするだけなので、面倒くさがりな子どもでも活用しやすいアイテムです。
こちらは、ケーブル編みのデザインがおしゃれなネックウォーマー。
イラストや模様のないベーシックなデザインで、どんなコーデにもマッチします。
ネックウォーマーの内側はボア素材が使われており、ふかふかとした肌触り。
厚みがあって暖かいので、通学や通園・外遊びで活躍してくれそうです。
まとめ
子どもの防寒対策は、状況に合わせて衣類やアイテムを調節することが重要です。
大人と同じ感覚で厚着をさせると、汗だくになって体調を崩してしまうかもしれません。
子どもの様子を注視しながら、アイテムの足し引きを検討してください。
子どもの外遊びは、筋肉や骨の発達を促したり免疫システムを強化したりする上で必須です。
寒いからといって家に閉じこもらず、防寒対策をして元気にお出かけしてくださいね！
文／カワサキカオリ
大人と同じ感覚で厚着をさせると、汗だくになって体調を崩してしまうかもしれません。
子どもの様子を注視しながら、アイテムの足し引きを検討してください。
子どもの外遊びは、筋肉や骨の発達を促したり免疫システムを強化したりする上で必須です。
寒いからといって家に閉じこもらず、防寒対策をして元気にお出かけしてくださいね！
文／カワサキカオリ
