予約制もあるので急げ! 貴重な大玉の花火が見られる花火大会をチェック

公開日:2026/07/17

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予約制もあるので急げ! 貴重な大玉の花火が見られる花火大会をチェック

日本では江戸時代から受け継がれてきた花火文化が今も息づき、全国各地で個性豊かな花火大会が開催されています。花火のバリエーションや打ち上げ数は大会によって異なりますが、迫力を求める人には三尺玉以上の花火が打ち上がる花火大会がおすすめです。

 

三尺玉とは、直径約90cmもの大きさを誇る花火玉のこと。大量の火薬が生み出す轟音と、夜空いっぱいに広がる巨大な光の輪は、一度見ると忘れられないほどの迫力があります。

 

ただし、三尺玉以上の花火を打ち上げる大会は全国でも限られており、見る機会は決して多くありません。

 

そこでこの記事では、三尺玉以上の大玉花火が楽しめる貴重な花火大会を厳選して紹介します。夜空を彩る大迫力の花火を眺めながら、親子で特別な思い出を作りましょう!

花火の大きさはどう決まる?

花火大会といっても、花火の大きさはさまざま。

まずは花火の大きさと花火玉の関係を見ていきましょう。

 

 

参考:楽しみ方土浦全国花火競技大会実行委員会公式ホームページ

花火玉が大きいほど大きい花火になる!

日本の花火は、昔の長さの単位である「寸(すん)」や「尺(しゃく)」をベースに作られており、1寸(約3cm)の直径を「1号」と呼ぶのが公式ルールです。

花火玉が大きくなればなるほど、中に入れる火薬の量が増え、打ち上がる高さも、夜空で開く直径も桁違いに大きくなります。

例えば一尺玉を打ち上げた場合、花火の直径は約300mになります。

一尺玉よりさらに大きい四尺玉になると、その直径は約700mと広大です。

二尺玉以上の花火が見られるのは一部のみ

花火の打ち上げには厳しい安全基準があり、事故を防ぐために打ち上げ場所から観客席や民家まで十分な保安距離を確保する必要があります。

二尺玉以上になると必要な距離も大きくなるため、広大な会場を確保できる花火大会でなければ打ち上げることができません。

 

さらに、超大玉を打ち上げるには専用の大型発射筒や高度な技術が必要です。

準備や運営には多くの手間と費用がかかることから、二尺玉や三尺玉、四尺玉を見られる花火大会は全国でも限られます。

 

夜空いっぱいに広がる超大玉花火は、花火大会が広く普及している日本でも非常に特別な存在なのです。

片貝まつり(浅原神社秋季例大祭奉納大煙火)【新潟県】

世界最大級の四尺玉が打ち上げられるのが、片貝まつり(新潟県小千谷市)です。2026年は、9月11日(金)・12日(土)に開催される予定です。

 

 

詳細はこちら:片貝町煙火協会公式サイト トップページ

世界で初めて四尺玉の打ち上げに成功

片貝まつりは、世界で初めて四尺玉の打ち上げに成功した花火大会として知られています。

 

打ち上げられる四尺玉は直径約120cm、重さ約420kgにもなり、夜空では直径約800mもの大輪を咲かせます。

その圧倒的なスケールとお腹に響くような大きな音は、一度見ると忘れられない迫力です。

「世界一幸せな花火」とも呼ばれる

片貝まつりの花火は、競技やショーのためではなく、浅原神社へ奉納する「奉納煙火」であることが大きな特徴です。

 

打ち上げ前には、結婚や誕生、長寿、合格、家内安全など、奉納者の名前や願いごとが会場で読み上げられます。

「結婚記念に」「子どもの誕生を祝って」「大切な人への感謝を込めて」など、その内容はさまざま。

 

すなわち花火は、誰かの幸せ・願い・感謝の象徴です。

観客が1つひとつの想いに共感しながら花火を見上げることで、会場全体が温かい雰囲気に包まれます。

こうのす花火大会【埼玉県】

こうのす花火大会(埼玉県鴻巣市)は、地元商店・企業の経営者がボランティアで企画・運営する、「市民が主役」の花火大会です。

2026年は10月10日(土)に予定されており、ブルーインパルスが飛ぶことも公表されています。

こうのす花火大会の特徴や魅力を見ていきましょう。

 

 

詳細はこちら:【公式】こうのす花火大会【鴻巣市商工会青年部】

地元の商工会青年部による花火大会

こうのす花火大会は、自治体や大企業が主催する大規模イベントではなく、鴻巣市商工会青年部が中心となって企画・運営している花火大会です。

 

「地域を元気にしたい」「鴻巣の魅力を全国に発信したい」という思いから始まり、地元企業やボランティア、多くの市民の協力によって支えられています。

その熱意が実を結び、現在では日本最大級の四尺玉や尺玉を使った豪華な演出で全国から多くの来場者が訪れる人気イベントへと成長しました。

 

地域の人たちが力を合わせてつくり上げる温かさも、こうのす花火大会ならではの魅力!

迫力満点の大玉花火とともに、地元に愛され続ける手づくりの花火大会ならではの雰囲気も楽しめます。

荒川河川敷の超ワイド演出が見どころ

会場となる荒川河川敷は、川幅日本一を誇る広大なロケーション。

視界を遮る建物が少ないため、四尺玉をはじめとする大玉花火や尺玉連発、ワイドスターマインを存分に楽しめます。

 

フィナーレでは、横一面に花火が広がる豪華な演出が夜空を彩り、まるで光のカーテンが現れたような光景に。

大きな花火が次々と打ち上がるスケール感は、忘れられない思い出になること間違いなしです!

長岡まつり大花火大会【新潟県】

長岡まつり大花火大会は、新潟県長岡市で開催される花火大会です。

「慰霊・復興・平和」をテーマとしており、2026年も例年通り8月2日(日)、3日(月)に行われる予定となっています。

長岡まつり大花火大会の魅力や特徴を解説します。

 

詳細はこちら:長岡花火」公式ウェブサイト 世界へ、未来へ、平和への想いをつなぐ花火(一般財団法人 長岡花火財団)

日本三大花火大会の1つ

長岡まつり大花火大会(新潟県長岡市)は、大曲の花火(秋田県)、土浦全国花火競技大会(茨城県)と並び、日本三大花火大会の1つに数えられる人気の花火大会です。

 

最大の見どころは、直径約90cmの正三尺玉。夜空に直径約650mもの大輪が広がり、体に響く轟音とともに圧倒的なスケールを体感できます。

さらに、尺玉100連発や幅約2kmにわたるワイドスターマインなど、全国屈指の豪華な演出が続き、毎年多くの観客を魅了しています。

 

なお、観覧席は「完全事前予約制の指定席」です。観覧を希望する場合は、事前にチケットを購入する必要があります。

復興祈願花火「フェニックス」にも注目!

長岡まつり大花火大会を代表するプログラムが、復興祈願花火「フェニックス」です。

この花火は、2004年に発生した新潟県中越地震からの復興への願いを込めて始まりました。

不死鳥をイメージした花火が音楽に合わせて次々と打ち上がり、その全長は約2kmにも及びます。

 

花火大会というと明るく派手なイメージがありますが、このプログラムでは会場が厳かな雰囲気に包まれます。

打ち上げ前には復興へのメッセージも流れ、慰霊・復興を強く感じさせる演出に心を打たれる人も少なくありません。

熊野大花火大会【三重県】

熊野大花火大会(三重県熊野市)は、300余年の歴史を持つ紀州最大の花火大会です。

熊野灘と天然記念物鬼ヶ城を舞台にした、大迫力の花火大会として知られています。

2026年は、8月17日(月)に開催される予定です。

 

熊野大花火大会の特徴や魅力を見ていきましょう。

 

 

詳細はこちら:熊野大花火大会 – 熊野市観光協会

花火が海面すれすれで炸裂する「三尺玉海上自爆」

熊野大花火大会の代名詞ともいえるのが、「三尺玉海上自爆」です。

三尺玉海上自爆とは、250kg の三尺玉を沖合約400m のいかだの上に設置して、そのまま海面で爆発させる演出です。

花火は点火後約90秒で爆発するため、点火した船は大急ぎで花火から離れなければなりません。

 

花火は空中ではなく海上で炸裂するため、円ではなく、巨大な半球形になるのが大きな特徴。

直径は約600mと幅広く、視界いっぱいに花火の光が広がります。

 

この危険な演出が成立するのは、七里御浜の広大な海岸線と、地元・木本煙火店の高い技術力があってこそ。

花火好きなら一度は見たい、唯一無二の大玉花火です。

世界遺産「鬼ヶ城(おにがじょう)」が天然のスピーカーに!

会場のすぐ近くにある世界遺産・鬼ヶ城は、荒波によって削られてできた高さ約35mの岩壁が続く景勝地です。

 

花火が打ち上がると、岩壁に反響した音が響き渡り、まるで巨大な天然のスピーカーのような迫力!

岩に跳ね返って増幅された音の圧力は強く、音が抜けがちな花火大会にはない臨場感を味わえます。

さつま黒潮「きばらん海」枕崎港まつり【鹿児島県】

さつま黒潮「きばらん海」枕崎港まつり(鹿児島県枕崎市)は、南薩摩地方最大の夏祭りです。

まつりのフィナーレの花火大会では、九州では唯一となる三尺玉の大花火が打ち上げられます。

2026年は、8月1日(土)、2日(日)に開催される予定です。

 

さつま黒潮「きばらん海」枕崎港まつりの特徴や魅力を紹介します。

 

詳細はこちら:さつま黒潮きばらん海

九州唯一の三尺玉花火!

さつま黒潮「きばらん海」枕崎港まつりは、九州で唯一、三尺玉花火が打ち上げられる花火大会として知られています。

 

三尺玉は市民の寄付に支えられており、打ち上げ前にはサイレンが鳴らされるのが習わし。

港を舞台にした花火大会ならではの開放感もあり、海面に映る花火が幻想的な景色を演出します。

まつりイベントも楽しめる!

写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

 

まつり中はステージが設置され、歌やダンスなどのイベントが開催されます。

また枕崎といえば、日本有数のかつおの水揚げ量を誇る「かつおの街」。

 

例年、かつおの試食会や漁師鍋の振る舞いが行われており、港町ならではの催しも楽しめます!

まとめ

日本の夏といえば、やっぱり花火大会。
なかでも、三尺玉、四尺玉が夜空いっぱいに広がる大玉の花火は、普通の花火大会とはひと味違う迫力を味わえます。
初めて見る人は、その大きさや音に「花火ってこんなにすごかったんだ!」と驚くかもしれません。

ただし、人気の花火大会は多くの人でにぎわうため、アクセス方法や観覧場所を事前に確認することが必須です。
お出かけ前に、必ず公式サイトで情報を確認してくださいね。


文/カワサキカオリ

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