「食欲の秋」といわれるとおり、秋になるとさまざまなフルーツが食べごろを迎えます。定番はぶどうや柿などですが、秋が旬の珍しいフルーツも少なくありません。今年の秋は、いつもとちがうフルーツにも目をむけてみてはいかがでしょうか?
この記事では、秋に旬を迎えるフルーツから、変わり種をピックアップしてまとめました。気になるフルーツを見かけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね!
※メイン画像:Adobe Fireflyにて作成
「食欲の秋」といわれるとおり、秋になるとさまざまなフルーツが食べごろを迎えます。定番はぶどうや柿などですが、秋が旬の珍しいフルーツも少なくありません。今年の秋は、いつもとちがうフルーツにも目をむけてみてはいかがでしょうか?
この記事では、秋に旬を迎えるフルーツから、変わり種をピックアップしてまとめました。気になるフルーツを見かけたら、ぜひ挑戦してみてくださいね!
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夏の終わりから秋にかけて、「幻の果物」とも呼ばれるポポーが旬を迎えます。
スーパーではあまり見かけない珍しい果物ですが、濃厚な甘さとクリーミーな食感から、一度食べると忘れられないという声も少なくありません。
ここでは、ポポーの原産地や特徴、おいしい実の見分け方や食べ方についてご紹介します。
ポポーは、北アメリカを原産とするバンレイシ科アシミナ属の落葉果樹です。
同じバンレイシ科の仲間にはアテモヤやチェリモヤがありますが、これらの多くは熱帯・亜熱帯でしか育ちません。
しかしポポーは寒さに強い性質を持っているため、日本の気候でも育てやすいという特徴があります。
日本にやってきたのはかなり古く、明治時代のこと。
当時は果物としてではなく庭木として植えられることが多く、実を食べる文化としてはなかなか根づきませんでした。
加えて、熟した実は日持ちが数日程度と短く、皮もすぐに変色してしまうため、青果店に並ぶこともまれでした。
こうした流通の難しさが、「幻の果物」と呼ばれる理由になっています。
肝心の味わいは、バナナのようなねっとりとした甘さが特徴です。
マンゴーなどを思わせる濃厚さもあり、他の果物にはない個性的な風味を持ちます。
味わいの特徴から「森のカスタードクリーム」などといわれることもあるそうです。
直売所などでポポーを選ぶ際は、全体的にふっくらと丸みがあり、持ったときに重みを感じるものを選びましょう。
果皮に黒いシミが出ていることがありますが、熟成が進んでいる証拠であり、中の果肉には影響ありません。
食べごろを判断するときに頼りになるサインは、香りと硬さです。
実全体から甘い香りがはっきりと感じられるようになり、指先で触れたときにわずかに沈むくらいの柔らかさになれば、食べごろと考えてよいでしょう。
まだ香りが弱く硬い場合は、数日室温に置いて追熟させることで食べやすくなります。
食べ方はいたってシンプル。
アボカドの要領で実を縦に切り分け、スプーンで果肉をすくって食べるのが定番のスタイルです。
中央には黒い種がいくつも並んでいるため、子どもと一緒に食べる場合は、種を誤って口に入れてしまわないよう、大人がそばで見守りながら楽しむと安心です。
果肉は柔らかく崩れやすいので、切り分けるときは手元に気をつけてくださいね。
小さな粒に驚くほど濃い甘みが詰まった「サルナシ」も、秋に旬を迎える果物の1つです。
見た目はブドウのように小ぶりですが、味わいはキウイフルーツを思わせる爽やかさがあり、皮ごとそのまま食べられます。
店頭で見かけることは多くありませんが、道の駅や直売所などで出会えることがあるかもしれません。
ここでは、サルナシの特徴や食べ方についてご紹介します。
サルナシは、日本や中国、朝鮮半島などの野山に昔から自生してきたマタタビ科の植物です。
キウイフルーツと同じ仲間にあたり、日本国内では特に北海道や東北地方で多く見られます。
名前の由来は諸説ありますが、サルがこの実を好んで食べたこと・サルが実を食べつくしてしまうことなどから、「サルナシ」と呼ばれるようになったとする説が有力です。
ただし地域によっては「コクワ」「シラクチヅル」などの別名で親しまれてきたケースもあります。
見た目の1番の特徴は、キウイフルーツをそのまま小さくしたような姿をしていることです。
直径は2〜3cmほどとかなりコンパクトで、キウイのような産毛はありません。
皮もとても薄いため、面倒な皮むきをせずに洗うだけで食べられます。
なお私たちが普段スーパーで見かけるキウイフルーツは、中国原産のサルナシの仲間がニュージーランドで品種改良されたものです。
つまり、サルナシは「キウイの原種」というわけですね!
サルナシを選ぶときは、表面にシワがなくハリがあり、全体がきれいに色づいているものを選びましょう。
手にとったときに固さを感じるものは、まだ酸味が強い状態です。
常温で数日置いておき、指で軽く触れたときに弾力を感じるくらいになったら食べごろと判断できます。
食べるときは、そのまま丸ごと口に入れてください。
キウイのように皮をむいたり、種を取り除いたりする手間がかからないため、子どものおやつにも最適です。
丸ごとかじって、果肉の甘酸っぱさや小さな種の食感を楽しんでみましょう。
そのまま食べるほかにも、加熱してジャムやジュースに加工したり、果実酒の材料として使ったりと、いろいろな形で味わえます。
表面にツノのような突起がたくさんついたフルーツは、「キワーノ」です。
現実離れした外見から、人気漫画に登場する「『悪魔の実』のようだ」などという人もいます。
キワーノの原産地や特徴、選び方や食べ方のポイントを紹介します。
キワーノは、ウリ科キュウリ属に分類される果実です。
原産地はアフリカの熱帯地域で、1900年代の初め頃にオーストラリアやニュージーランドへ伝わりました。
ここで品種改良が進められたことで「キワーノ」という名前が定着しましたが、「ツノニガウリ」という和名もあります。
収穫時期はおおむね8月中旬から10月頃ですが、すぐに食べられるわけではありません。
食べごろは、追熟の期間を経て、10月から11月頃となります。
外見は、「ツノニガウリ」や「ツノメロン」とも呼ばれるとおり、表面に鋭いトゲ状の突起が並んでいるのが特徴です。
一方、中身はというと、たくさんの種を包んだ緑色のゼリー状の果肉が入っています。
味わいはさっぱりしていて、「きゅうりや柑橘類を思わせる風味」として紹介されることが少なくありません。
一般的な甘いフルーツとは少し違い、みずみずしい果肉と独特の食感を楽しめるのが特徴です。
キワーノを選ぶときは、果皮の色を目安にするのが基本です。
全体的に黄色みが強く、トゲの先までしっかり色づいているものは、追熟が進んでいる状態と考えられます。
反対に、緑色が強く残っているものはまだ熟し切っていないため、購入後にしばらく常温で置いて追熟させる必要があります。
また、手に持ったときにハリがあり、極端にしぼんでいないかどうかも確認しておきたいポイントです。
しなびて軽くなっているものは、水分が抜けて味が落ちている場合があります。
食べ方は、縦半分にカットして、中のゼリー状の果肉を種ごとスプーンですくって食べるのが一般的です。
味わい自体はさっぱりとしていて甘みは控えめなため、そのままでは物足りなく感じるかもしれません。
この場合ははちみつや砂糖を少量かけたり、ヨーグルトに混ぜたりすると、プルプルとした独特の食感をより楽しみやすくなります。
どうしても種の食感が気になる場合は、果肉をこしてジュースなどにするのもおすすめです。