あさがおの花の色が気に入らない!?
登場人物紹介
小学1年生、あさがおを育てる
小学1年生の娘が、学校で育てていたあさがおの鉢をを持ち帰ってきました。夏休みの間、家でお世話を続けるためです。
きれいなピンク色の花が咲いていて、私はとても嬉しく感じました。
しかし、お友だちのあさがおは水色の花が咲いたらしく、絶賛水色ブームの娘は、大変うらやましく感じているみたい……。
そこで私は閃いたのです。
あさがおの花の色を変えたい!
娘の希望を叶えたい私は、1つの仮説を立てます。
「土の性質を変えれば、あさがおもあじさいみたいに水色になるのでは……!?」
ネットで「同じ株から違う色の花が咲いた」という情報を見た気もする。ピンクの花が咲くということは、今の土はアルカリ性に傾いているのかもしれない。だとしたら、酸性に傾ければ憧れの水色になるのでは……!?
「よし、とりあえず植え替えよう!」
そうと決まれば行動あるのみ!
私はさっそくホームセンターへ走り、苦土石灰(くどせっかい)を購入してきました。
これで水色のあさがおが咲くかも!? と、親子でワクワクしながら鉢の土に石灰を混ぜ込み、我が家の大実験がスタートしました。
盛大な勘違いをしているとは知らずに……。
あさがおの変化
苦土石灰を混ぜてからの数日間は、毎朝ワクワクしながらベランダへ駆け出す娘と、まだまだこれから、となだめる私の穏やかな日々が続いていました。
……が、2週間を過ぎたあたりから立場は一転。
「ねぇ、今日のつぼみ、なんとなく青っぽくない!? そろそろ成分が行き渡って水色が咲くんじゃない!?」
「ピンクだよ……」
ベランダでソワソワとまだかまだかと待つ私に対して、毎朝ピンク色に見慣れた娘はすっかり飽きてしまった様子です。
すっかり温度差が逆転したまま迎えた、3週間目の朝。
咲いたあさがおの花は、どこからどう見てもピンク色です。
「うーん、やっぱり水色にはならないかぁ……」
あさがおはあじさいとは違うんだなと納得し、我が家の大実験は静かに失敗に終わった……かに思えました。
写真を見返して気付いた異変
水色にならなかったのは残念ですが、せっかくだから記録を残しておこうと、スマホを取り出し写真をパシャリ。
夏の初めに咲いたあさがおの写真と、いま目の前で咲いているピンクの花を比較します。
水色は無理でも、ほんの少しくらい青っぽくなってないかな?
2枚を見比べていた私は、思わず「あれ!?」と声を上げました。
はじめに咲いた花には、花びらのまわりにくっきりと「白いふちがあった」のに、今、咲いている花には「ふちがない」!
一体どうして「ふち」は消えてしまったのでしょう?
あさがおは思い通りにならない
調べてみると、あさがおは同じ株でも、育っていく中で花の色や模様が変わることがあるそうです。
気温や日当たりなど、そのときの環境によって色の出方が変わったり、もともと持っている性質によって、花ごとに色や模様の出方が違うこともあるんだとか。
つまり今回、「白いふち」がなくなったのは、苦土石灰を入れたからというより、あさがおが育っていく中で起きた自然な変化だったようです。青い花を咲かせるつもりが、まさか模様が変わってしまうなんてびっくりしました!
……と、ここまで大真面目に実験を振り返ってきましたが、さらに衝撃の事実を知ることになります。
苦土石灰、まさかの逆効果
この話を書くにあたって、色々と調べていて気付いたことがあります。
紫陽花を青くするためには、土を「酸性」にすることが重要です。
ところが、私がホームセンターで張り切って買ってきた苦土石灰は、土を「アルカリ性」に傾けるものでした。
どうやら私は、酸性とアルカリ性をすっかり反対に考えていたようです。
つまり……
まとめ
次回はまず「買い出し前の事前調査」からしっかり行なって、納得の結果を出せるようにリベンジしたいと思います……!
漫画・文/たきもとキウイ