あさがおを水色にしたい! 母の大勘違いから始まった夏休みの大実験/たきもとキウイの あ!いい天気~!

公開日:2026/10/19

あさがおを水色にしたい! 母の大勘違いから始まった夏休みの大実験/たきもとキウイの あ!いい天気~!

あさがおの花の色が気に入らない!?

登場人物紹介

小学1年生、あさがおを育てる

小学1年生の娘が、学校で育てていたあさがおの鉢をを持ち帰ってきました。夏休みの間、家でお世話を続けるためです。

 

きれいなピンク色の花が咲いていて、私はとても嬉しく感じました。

 

しかし、お友だちのあさがおは水色の花が咲いたらしく、絶賛水色ブームの娘は、大変うらやましく感じているみたい……。

 

そこで私は閃いたのです。

あさがおの花の色を変えたい!

娘の希望を叶えたい私は、1つの仮説を立てます。

 

「土の性質を変えれば、あさがおもあじさいみたいに水色になるのでは……!?」

 

ネットで「同じ株から違う色の花が咲いた」という情報を見た気もする。ピンクの花が咲くということは、今の土はアルカリ性に傾いているのかもしれない。だとしたら、酸性に傾ければ憧れの水色になるのでは……!?

 

「よし、とりあえず植え替えよう!」

 

そうと決まれば行動あるのみ!

 

私はさっそくホームセンターへ走り、苦土石灰(くどせっかい)を購入してきました。

 

これで水色のあさがおが咲くかも!? と、親子でワクワクしながら鉢の土に石灰を混ぜ込み、我が家の大実験がスタートしました。

 

盛大な勘違いをしているとは知らずに……。

あさがおの変化

苦土石灰を混ぜてからの数日間は、毎朝ワクワクしながらベランダへ駆け出す娘と、まだまだこれから、となだめる私の穏やかな日々が続いていました。

 

……が、2週間を過ぎたあたりから立場は一転。

「ねぇ、今日のつぼみ、なんとなく青っぽくない!? そろそろ成分が行き渡って水色が咲くんじゃない!?」

 

「ピンクだよ……」

 

ベランダでソワソワとまだかまだかと待つ私に対して、毎朝ピンク色に見慣れた娘はすっかり飽きてしまった様子です。

 

すっかり温度差が逆転したまま迎えた、3週間目の朝。

 

咲いたあさがおの花は、どこからどう見てもピンク色です。

 

「うーん、やっぱり水色にはならないかぁ……」

 

あさがおはあじさいとは違うんだなと納得し、我が家の大実験は静かに失敗に終わった……かに思えました。

写真を見返して気付いた異変

水色にならなかったのは残念ですが、せっかくだから記録を残しておこうと、スマホを取り出し写真をパシャリ。

 

夏の初めに咲いたあさがおの写真と、いま目の前で咲いているピンクの花を比較します。

 

水色は無理でも、ほんの少しくらい青っぽくなってないかな?

 

2枚を見比べていた私は、思わず「あれ!?」と声を上げました。

はじめに咲いた花には、花びらのまわりにくっきりと「白いふちがあった」のに、今、咲いている花には「ふちがない」!

 

一体どうして「ふち」は消えてしまったのでしょう?

あさがおは思い通りにならない

調べてみると、あさがおは同じ株でも、育っていく中で花の色や模様が変わることがあるそうです。

 

気温や日当たりなど、そのときの環境によって色の出方が変わったり、もともと持っている性質によって、花ごとに色や模様の出方が違うこともあるんだとか。

 

つまり今回、「白いふち」がなくなったのは、苦土石灰を入れたからというより、あさがおが育っていく中で起きた自然な変化だったようです。青い花を咲かせるつもりが、まさか模様が変わってしまうなんてびっくりしました!

 

……と、ここまで大真面目に実験を振り返ってきましたが、さらに衝撃の事実を知ることになります。

苦土石灰、まさかの逆効果

この話を書くにあたって、色々と調べていて気付いたことがあります。

 

紫陽花を青くするためには、土を「酸性」にすることが重要です。

 

ところが、私がホームセンターで張り切って買ってきた苦土石灰は、土を「アルカリ性」に傾けるものでした。

 

どうやら私は、酸性とアルカリ性をすっかり反対に考えていたようです。

 

つまり……

まとめ

望んでいた水色の花には出会えず、少し心残りのある結果となりましたが、あさがおの不思議さや面白さをたっぷり味わうことができました。

次回はまず「買い出し前の事前調査」からしっかり行なって、納得の結果を出せるようにリベンジしたいと思います……!

漫画・文/たきもとキウイ

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