年末年始は、1年の穢れ(けがれ)を払い、新年を幸先よくスタートさせるための大切な節目。
ぜひまた1年間、家族みんなが健康で幸せに過ごせる年であってほしいと思いますよね。
それならば、「なんとなく年末年始が過ぎてしまっていた……」なんてことがないように、年末年始はハッピーを呼び寄せる過ごし方を意識しましょう!
今回は運気アップにもつながる、家族で楽しむ年末年始の過ごし方を、「年末編」「年始編」それぞれ3つずつに分けて、合計6つご紹介します♪
年末年始は、1年の穢れ(けがれ)を払い、新年を幸先よくスタートさせるための大切な節目。
ぜひまた1年間、家族みんなが健康で幸せに過ごせる年であってほしいと思いますよね。
それならば、「なんとなく年末年始が過ぎてしまっていた……」なんてことがないように、年末年始はハッピーを呼び寄せる過ごし方を意識しましょう!
今回は運気アップにもつながる、家族で楽しむ年末年始の過ごし方を、「年末編」「年始編」それぞれ3つずつに分けて、合計6つご紹介します♪
お正月は、新しい1年をお祝いするための行事。
もともとは、お正月の神様「歳神様(としがみさま)※1」を家にお迎えするのが目的でした。
※1 参考:神棚奉斎・まつり方(北海道神社庁)
歳神様は、お正月に各家庭へたくさんの幸せを運んでくるありがたい神様。
歳神様から、たくさんの幸せをもらうために私たちは年末になるとあらゆるお迎え準備をして待ちます。
それが、次で紹介する大掃除や正月飾りを飾ることなのです。
なんとなく年末年始を過ごすよりも、家族みんなで歳神様をお迎えする準備をして、良いお正月を迎えよう!と思えば、これまでとは違う年末年始を過ごせるでしょう。
慌ただしく過ぎる年末は、気付いたら家族とコミュニケーションが取れていなかった……なんてことがありませんか?
せっかくなら、年末にやるべきことを家族みんなで楽しみながら行いましょう!
ここでは、運気アップになる年末の過ごし方を3つご紹介します。
いつもあまり考えずに行っていたお正月の準備。
運気アップにつながるかも?!と思えばやる気も倍増するでしょう♪
お正月に幸せを運んでくる歳神様は、汚い場所がとにかく大嫌い!
歳神様にきちんと来てもらえるように、気合いを入れて大掃除をしましょう。
とくに歳神様が入ってくる玄関周りは、掃き掃除から玄関ドアの拭き上げまで入念に!
また、水回りも忘れてはいけませんよ。
風水的にも、「水の流れを良くすると、運気が上がる」といわれています。
水垢落としや排水溝掃除は面倒ではありますが、大掃除をきっかけに常にキレイにすることを心がけて、運気アップを狙いましょう!
また、家族みんなで大掃除をする際のポイントとしては、役割分担を決めること!
一例として、以下を参考にしてみてください!
ママ担当:洗剤や水を多く使う場所
パパ担当:エアコンや照明などの高い場所
お子さん担当:床拭きや階段など子どもの手が届く場所
このように、それぞれが無理なくやりやすい場所を振り当ててから始めると、スムーズに進められますよ!
大掃除をして家の中がキレイになれば、スッキリとした気持ちで新年を迎えられるでしょう♪
歳神様に自分たちの家を見つけてもらいやすいように、玄関に正月飾りを飾りましょう!
代表的な正月飾りとして、歳神様が迷うことなく家を見つけるための目印となる「門松」。
そして、不浄なものを家に入れない魔除けの役割を果たす「しめ縄」があります。
普段なんとなく飾っていた正月飾りにも、このようにしっかり意味があるんですよ~。
いつもならパパやママが決めていたお正月飾り。
今年はお子さんにお正月飾りの意味を教えたうえで、好きなものを選んでもらうのも楽しいかもしれません♪
ただ注意なのが、お正月飾りは12月29日と31日に飾り付けるのはNG。
29日は「二重の苦が重なる」とされ、31日は葬儀と同じ「一夜飾り」となるため、歳神様に失礼とされています。
このことから、お正月飾りは28日までに飾り付けるのが運気アップのコツといえるでしょう!
大晦日に食べる「年越しそば」は、金運アップが期待できる縁起の良い食べ物とされています。
由来はいくつかありますが1つ紹介すると、江戸時代に金細工の職人が散らかった金粉を集めるとき、そば粉で作った団子を使用していました。
そこから、「そばは金を集める※2」として、新年の金運アップのために年越しそばを食べるようになったとか。
※2 参考:大晦日(年越しそば)~行事食~(日本成人病予防協会)
そんな縁起が良いとされる年越しそば。
地味な食べ物だからか、嫌がる子どもがいるのも事実。
そこで、今年の年越しそばは、薬味ではなく「具」を用意してみましょう!
お子さんが好きな具を準備し、自分でトッピングをする形式がおすすめ♪
いつもよりも楽しみながら、年越しそばを食べられますよ。
具材は、お子さんが好きなものはもちろん、おそばに合いそうなものなら何でもOK!
例えば、以下のようなものがおすすめ♪
甘辛く炒めたひき肉
錦糸卵
ツナマヨ
ねぎとろ
また、少し変わり種として、チーズやミートソースをトッピングして、洋風そばにアレンジするのも面白いかもしれません!
ただ、年越しそばは「大晦日」に食べる縁起物であるため、年をまたいで食べるのはNG。
31日中に食べるようにしましょうね。
お正月はゆっくり過ごすことも大切ですが、「正月は何にもしない」と決め込んでしまうのは、もったいない!
その1年がハッピーになるように、年始だからこそ運気アップが期待できる過ごし方を3つ紹介します♪
お正月には、家族みんなで神社に行き「家族が1年安全に過ごせるように……」と、お祈りをしましょう!
なかには「初詣は、元旦に行かなければだめ?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
初詣は、松飾を飾る期間である松の内の1月7日(地方によっては15日)までに参拝に行けばOKとされているので、元旦に急いで行かなくても大丈夫ですよ!
初詣で大切なのは、参拝する日ではなく「どこで参拝するか」ということ。
人が多く集まるような有名神社や、何らかのご利益がある神社に行きたくなるのは山々ですが、居住地の守り神である「氏神様(うじがみさま)※3」にお参りに行くのが良いとされています。
※3 参考:初詣について(七社神社)
氏神様がいるのは、自分たちに関わりが深い近所の神社です。
昨年も1年無事に過ごせたことへの感謝と、今年1年穏やかに暮らせるように……とお祈りを。
そして、運気上昇をお願いしてきましょう!
お正月といえば「おせち料理」でしょう。
おせち料理は、ただ豪盛な食べ物が詰まっただけの料理ではなく、開運フードとも呼ばれています!
もともと、おせち料理は、歳神様にお供えをするための特別な料理。
歳神様にお供えした料理を家族みんなで食べることで、ご利益をおすそ分けしてもらい運気アップに♪
おせち料理には、いろんな食べ物が入っているから「作るのは大変そう……」と思うかもしれません。
しかし、運気アップにつながるメニューだけを選べば、いくらか楽に作れるでしょう!
一例として、運気アップが期待できる代表的なおせち料理を4つ紹介しますね!
栗きんとん:黄金色に輝く財宝に例え、金運アップ
数の子:黄金色の卵がぎっしり詰まっていることから、子孫繁栄と子宝運アップ
小肌(コハダ)粟漬:コハダは出世魚、仕事運アップ
えび:えびは長生きの象徴、えびの焼き物は健康運アップ
初夢は、「元日に見る夢」というイメージがあるかもしれませんが、一般的には、2日の夜に見る夢を「初夢※4」としているようです。
※4 参考:初夢とはいつみる夢の事か。(江戸東京博物館)
昔の人は、初夢の内容でこの1年がどうなるのかを占っていたとか……。
現代でも、「初夢は何を見た?」と気になる方もいますよね!
そんな「初夢」でみると縁起が良いとされているのが、「一富士・二鷹・三茄子(いちふじ・にたか・さんなすび)」の夢。
しかし、「一富士・二鷹・三茄子」の夢は、そう見られるものではありません。
そこで、家族みんなで実践してみてほしいのが、「初夢おまじない」です!
初夢おまじないの方法は、七福神の絵を枕の下に敷き、回文(かいぶん)を唱えて寝るだけ!
回文とは上から読んでも下から読んでも同じ言葉になるものです。
七福神の絵は小さなお子さんの場合、パパやママが描いたものに色塗りするだけでもOK。
また、回文は「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな※5」と3回唱えます。
※5 参考:【蕪村菴俳諧帖16】下から読んでも-正月の縁起物-(株式会社蕪村菴)
家族みんなで「縁起が良い夢が見られればラッキー!」と思いながら、初夢おまじないをしてみてくださいね♪