ひな祭りには、女の子の健やかな成長と幸せを願い、雛人形を飾るご家庭も多いのではないでしょうか。
雛人形といえば「ひな祭りが終われば、早く片付けたほうが良い」というイメージがあるかもしれません。
しかし、飾るのはいつからが良いのか、疑問に思う方もいませんか?
また、「ひな祭りは、何をすればよいのかわからない」というご家庭もあるようです。
そこで今回は、雛人形の飾る時期と片付ける時期や、ひな祭りの過ごし方についてご紹介します♪
ひな祭りには、女の子の健やかな成長と幸せを願い、雛人形を飾るご家庭も多いのではないでしょうか。
雛人形といえば「ひな祭りが終われば、早く片付けたほうが良い」というイメージがあるかもしれません。
しかし、飾るのはいつからが良いのか、疑問に思う方もいませんか?
また、「ひな祭りは、何をすればよいのかわからない」というご家庭もあるようです。
そこで今回は、雛人形の飾る時期と片付ける時期や、ひな祭りの過ごし方についてご紹介します♪
一般的に、雛人形は「立春」を過ぎてから飾ると良いとされています。
ちなみに、2022年の立春は「2月4日」。
立春を境に冬の寒さが和らぎ、春も近いということから、雛人形を飾る日として好まれているようです。
しかし、地域や各ご家庭の風習によって、飾る時期に差異があることも。
例えば、お正月の松の内(関東では1月7日)が明けたら飾るという地域。
また、月遅れの4月3日にひな祭りが行われる地域もあり(北陸や東北の寒冷地域など)、3月中旬から雛人形を飾るケースもあるようです。
ですが、とくに地域やご家庭での決まりごとがないのであれば、暦の上で春が始まる「立春を過ぎた頃」に飾ると良いかもしれません。
お雛様は縁起物です。
なるべく、縁起の良い日に飾りたいと思いませんか?
その場合は、立春を過ぎて「大安」にあたる日を選んで飾るのがおすすめです!
<2022年大安の日(2月)>
2022年2月の大安は、土曜日が1回と祝日が2回重なります。
一般的に仕事や学校が休みになることが多い土日祝日を選べば、家族みんなで楽しみながら雛人形を飾れそうですね!
大安日以外にも、良縁に恵まれるといわれている「雨水(うすい)の日」に雛人形を飾るのも良いかもしれません。
2022年雨水の日は、2月19日(土)。
ちなみに雨水とは、二十四節気(にじゅうしせっき)※に数えられ「雪が雨に変わり、氷は溶けて水になる」という意味です。
また、草木が芽生える頃でもあり、一昔前には農耕の準備をはじめる目安にしていたのだとか。
※二十四節気というのは、私達に身近な春夏秋冬をさらに6つに分け、24種の名称で季節の節目を示したもの。
雨水の日に飾ると「良縁に恵まれる」といわれる理由は諸説あり、
そのなかの一つに「新緑が芽吹くように、良い縁が芽吹くのが雨水の日」ということから、「雨水=良縁」と結びつけられている説があります。
実は、雛人形を飾るのに「縁起が悪い」といわれている日があります。
それは、3月2日の「ひな祭りの前日」です。
ひな祭りの前日に飾るのは「一夜飾り」と呼び、葬儀を連想させることから縁起が悪いといわれています。
せっかくの節句ごとは、できるだけ気持ち良く過ごしたいもの。
ひな祭りの前日は避け、最低でもひな祭りの1週間前には飾るようにしましょう。
雛人形は「ひな祭りが終われば、できるだけ早く片付けよう!」といわれることがありますが、具体的にいつが良いのか気になるところ。
ここでは「雛人形を片付けると良い」とされている日をご紹介します♪
一般的に、雛人形を片付けるのに良いとされているのは「啓蟄(けいちつ)の日」です。
2022年の啓蟄の日は「3月5日」。ひな祭りの2日後ということになりますね。
ちなみに、聞き慣れない 「啓蟄」とは、先程も述べた「二十四節気(にじゅうしせっき)」に含まれている季節の節目。
その意味は「土の中から虫たちが出てくる時期、春が始まる時期・季節」ということを示しています。
それではなぜ、雛人形を片付けるのは「啓蟄の日」が良いのでしょうか?
諸説ありますが、「啓蟄の日」は「雨水(うすい)の日」の次の節目に当たるからといわれています。
ひな祭りは、人生の節目をお祝いする行事。「季節の節目を超えないようにしましょう」という意味合いが強いようです。
雛人形のカビを防ぐためにも、よく晴れていて乾燥した「天気の良い日」に片付けるのも良いとされています※。
啓蟄の日を超えて、片付ける機会を失ってしまった場合は、晴れた日を選ぶのがおすすめです。
大切な雛人形が長持ちし、その次の年もキレイな状態で飾れるでしょう!
「雛人形を片付けるのが遅いと、結婚が遠のく」というのは、よく聞く話ではないでしょうか?
この説は「年中行事をきちんと行い、片付けもできるお嫁さんになれるように」といった、花嫁修行的な意味合いで生まれたようです。
しかしながら、これは迷信だとか……。
とはいえ、雛人形は女の子の厄を引き受ける役目を持っています。
災いを遠ざけるという意味でも、ひな祭りが終わり次第できるだけ早く片付けた方が良いというのは間違いないかもしれませんね。
雛人形は飾るけど「ひな祭りに何をしたらいいのかわからない」という方もいるかもしれません。
ここでは、楽しく思い出に残るひな祭りの過ごし方や、縁起の良いひな祭り定番メニューなどをご紹介します♪
ひな祭りの予定がまだ決まっていない方は、参考にしてみてくださいね!
ひな祭りは、家族以外にもおじいちゃんやおばあちゃんを招き、パーティーをすることが多いようです。
しかし今のご時世、大人数で集まるのは躊躇してしまいますよね。
その場合は、オンラインでパーティーをするのも楽しいかもしれません。
オンラインであれば、遠くに暮らしている親族と時間を共有できます。
ひな祭りの機会に「こんなに大きくなりました!」と、お子さんの姿を披露してみるのも良いのではないでしょうか。
ひな祭り当日には、ひな祭りの定番メニューを用意してみてはいかかでしょうか?
メニューの意味を理解して食べると、いつもよりさらに美味しく・楽しく感じられるかもしれません。
ひな祭りの定番メニューには、以下のものがあります。
ちらし寿司は縁起の良い食材が詰まっており、ひな祭りには欠かせない料理です。
例えば、ちらし寿司の具材でマストな海老は「長寿」を意味します。
またレンコンは、「将来の見通しが良い」といわれる縁起の良い食材です。
それ以外にも、イクラや紅生姜などの「赤色」の食材をトッピングすれば「厄除け」にもなります!
はまぐりのお吸い物には、はまぐりが対になっている貝殻としかぴったりと合わないことから「ぴったりと一生を添い遂げられるような男性と出会えるように」という意味があります。
ひし餅は、上から桃色・白色・草色と三色の餅が重ねられており、厄除けや女の子の成長を願う食べ物です。
それぞれの色には意味があり、桃色は「魔除け」、白色は「清浄」、草色は「健やかな成長」を表しています。
せっかく飾った雛人形と一緒に、家族写真を撮るのも素敵な思い出になります。
日常的に、お子さんの写真を撮ることはあっても「家族写真」はそう撮らないかもしれません。
ひな祭りの写真撮影を毎年の恒例にすることで、お子さんの成長やその場の雰囲気も写真から伝わり、思い出を振り返りやすいでしょう。