【専門家監修】「子ども同士の物やおもちゃの取り合い」大人のかかわり・対応のヒントをマンガで解説!

公開日:2022/01/27

【専門家監修】「子ども同士の物やおもちゃの取り合い」大人のかかわり・対応のヒントをマンガで解説!

他のお子さんと一緒に遊んでいる時などに、突如始まる、物やおもちゃの取り合い…!

 

「仲良く一緒に使ったり、順番に使ったりできたらいいんだけど、なかなかそうはいかない」

「ママ友/パパ友ともうまくやっていきたい…」

 

と、戸惑うことや悩ましく思うことはありませんか?

 

子ども同士で物の取り合いが始まった時に、大人はどう捉え、子どもたちにどうかかわればよいのか、お悩みの皆さんへ。

 

大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)先生に、取り合いから見えてくる子どもの内面の育ちや、子どもに寄り添った大人のかかわりや対応などについて教えていただきます!

 

物の取り合い…こんな悩む場面ありませんか?

自己主張を大切にすることは、どんな育ちにつながっていくのか?

自己主張できることはなぜ大事なのでしょうか。子どもが安心して自己主張できるような大人のかかわりも大切なようです。

 

自己主張を大切にすることは、どんな育ちにつながっていくのか、マメ先生に教えていただきましょう!

 

 

上記2点について、どういうことなのか、詳しく見ていきましょう!

 

  • 自尊感情を高め、自己(自我)を育てることにつながる

    自分が大切にしているものを簡単に他人にあげるように強いられてしまうことは、自分の世界を大切にできないことにつながります。「あなたが大切にしている世界は自分で大切にしていいんだよ」、「イヤって言っていいんだよ」という大人からのメッセージはとても大切です。それは、その子の自尊感情を高め、しっかりとした自己(自我)を育てることにつながります。

  • 自分を大切にすることは、次第に他者を大切にすることにもつながる

    自分の世界を大切にできることは、安心感・安定感にもつながります。安心感があることで、相手の気持ちに立って考えようとする他者への共感や思いやりの気持ちを持てるようにもなっていくのです。

 

自分の思いを表現できること、そして、その表現を受け止めてもらい自分が大切にされていると感じることで心が安定し、それが他者への思いやりにもつながっていく、という大事なことを教えていただきました。

 

しかし、実際に取り合いの場面に直面した時、対応に悩みますよね。

 

【対応例】子どもの気持ちに寄り添ったかかわりのヒント

 

具体的にはどのような対応やかかわりが考えられるでしょうか。マメ先生、いかがでしょうか。

 

監修者プロフィール

大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)

玉川大学教育学部教授。専門は、乳幼児教育学・子育て支援。青山学院大学大学院教育学専攻終了後、青山学院大学幼稚園教諭などを経て現職。日本保育学会副会長。こども環境学会理事。NHK「すくすく子育て」をはじめ、テレビ出演や講演活動など幅広く活動中。多数の子育てに関する著書がある。

イラストレータープロフィール

Yuzuko(ゆずこ)

書籍やWeb・広告等で活動中のイラストレーター。手紙やイラストに関するワークショップも行う。2018年生まれの男児の母でもある。

Yuzukoホームページ https://atelier-yuzu.jp/


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まとめ

今回は、物やおもちゃなどの取り合いのお悩みについて考える内容でしたが、いかがでしたでしょうか。

取り合いから見えてくる子どもたちの育ち(自己主張や他者への思いやり)についてや、子どもに寄り添った大人の関わりや対応例などについて、マメ先生に教えていただきました。

家庭から外に出て、色々な物や他者と関わるなかで、楽しさ、驚き、おもしろさなど、多くの喜びがある一方で、保護者の皆さんは気を遣う場面も多いですよね。

物の取り合いなど、私たちを含め多くの大人が子ども時代に通ってきた経験でもあると思いますが、子ども視点で、なぜなのか、どのように育ちにつながっていくのかと改めて考えると、納得できたり、より子どもに寄り添えたりしますね。

私たちフレーベル館は、日々子育てをしている皆さんの悩みや不安、知りたいことなどに寄り添い、一緒に考えていきたいと思っています。
次回もぜひご覧いただけたら嬉しいです♪


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この【大豆生田先生にきく!子育てのナヤミ・ギモン】シリーズでは、保護者の皆さんの声に寄り添い、大豆生田先生にご協力いただきながら、子どもの理解を深める視点・大人がかかわる時の考え方などをお伝えしています。
記事を読んで、少しでも気づきが生まれた、気持ちがラクになったと思っていただけたら嬉しいです♪

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文/フレーベル館 子ども子育て研究室

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