今回は「旧暦」とは何なのかをご紹介します!
「旧暦」ってよくニュースとかで聞くけど、実は「昔の日付のこと」ぐらいにしか分かっていない方も多いのではないのでしょうか?
もし、急に子ども達に聞かれたら何て答えますか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
今回は「旧暦」とは何なのかをご紹介します!
「旧暦」ってよくニュースとかで聞くけど、実は「昔の日付のこと」ぐらいにしか分かっていない方も多いのではないのでしょうか?
もし、急に子ども達に聞かれたら何て答えますか?
今さら聞けない答えを内緒でチェックしましょう!
そもそも「暦(こよみ・れき)」とは、年月日を定める方法を体系付けたものです。
そして、この暦は飛鳥時代の604年に中国から日本に伝わりました。
では、なぜ今の月日と「旧暦」の月日が異なるのでしょうか?
こちらはこの後、ちゃんとご説明しますね。
というわけで、まずは「旧暦」とは何なのか?の答えは……、
そう、「旧暦」とはとても分かりやすく簡単に言うと「昔のカレンダー」です。
「なんだ、そんなことは想像していたよ」というそこのあなた。
ここからもう1歩踏み込むことで、より博識っぽくなれますよ。
「旧暦」が150年ぐらい前のカレンダーのようなものというのはお分かりいただけたかと思います。
そこで、もう少し具体的に「旧暦」がどのようなものなのかを見ていきましょう。
旧暦は太陰太陽暦(天保暦)といって、月の満ち欠けを暦のベースとしており、1年間が354日です。
それに対し、現在使われている新暦は太陽暦(グレゴリオ暦)といって、太陽の動きをベースとしているため365日です。
旧暦では1年で11日少ないため、約3年に1度「閏月」を作り、その年は1年が13ヵ月になるようにしていたそうです。
ちなみに、新暦でも厳密には365日ではなく、365.24219日であり、毎年6時間のズレが発生します。
4年で24時間、つまり1日分のズレが発生するため、4年に1度「閏年」を設け、2月29日を用意することでズレを修正しています。
こちらは諸説あるようですが、1つは、世界的な基準に合わせること。
もう1つは明治政府が財政難を克服するためだといわれています。
簡単に言うと、丁度財政難だった年(明治6年)が「閏月」であり、1年が13ヵ月になる年です。
そうすると1年間に13回給与を支給しなくてはならないのですが、新暦を導入すれば12回で済むため、新暦への移行を急いだといわれています。
現在でも「旧暦」の名残を目にしたり、聞いたりすることがあるかと思います。
例えば、旧正月、旧七夕、旧盆、中秋の名月などです。
七夕で考えてみると、現在は7月7日で多くの地域が梅雨です。
ですが、七夕(伝説)といえば夜空の星や天の川が見られるような伝統的なお話ですよね。
これも実は、「旧暦」の七夕の日である7月7日をそのまま新暦の7月7日に合わせてしまったからなのです。
本来なら、「旧暦」の7月7日は新暦では8月中になりますので、星空も見えるのでしょう。
各地ではそんな七夕祭りを「旧暦」の7月7日(現在の8月)に行うところも多いですよね。
⇒「七夕とは」短冊の色は願い事の種類によって違うって知ってた?七夕の由来や飾りの意味・世界の七夕を紹介
加えて、師走(12月)、睦月(1月)、如月(2月)などの和風月名も旧暦の名残ですよ。
ASOPPA!ではいろいろな「今さら聞けない」をこれからどんどんご紹介していきます。
帰国子女って何で女性だけ?など知っているようでよく知らないことを内緒で知ることができますので、チェックしてみてください。