【9月18日はかいわれ大根の日】長持ちする保存方法と活用レシピ6選

公開日:2022/09/14

【9月18日はかいわれ大根の日】長持ちする保存方法と活用レシピ6選

9月18日は「かいわれ大根の日」です!

1(茎)の上に8(葉っぱ)を横にして乗せるとかいわれ大根の形になることから、日本かいわれ協会(現:日本スプラウト協会)が1986年(昭和61年)9月に制定したそうです。

 

普段の食事では脇役になることも多いですが、実はアレンジ次第で料理の主役にもなれる食材なのです。

最近では、各種食品の値上げが続いており、安く手に入るうえに家庭での栽培も簡単にできるかいわれ大根は、節約にもぴったりの食材ですよ。

 

そこで今回は、かいわれ大根の栄養や保存方法と、かいわれ大根を使ったレシピを紹介します。

かいわれ大根とは? どんな栄養があるの?

かいわれ大根とは一体どんな食材で、どのような栄養素を含んでいるのでしょうか?

実は知らないことだらけのかいわれ大根の特徴について、まずは見ていきましょう。

かいわれ大根とは?

かいわれ大根はスプラウトの一種で、大根の新芽のことです。

ピリッとした辛みがあるのが特徴で、生のまま食べることができます。

 

漢字で書くと「貝割れ大根」となっており、貝を開いた形に葉が似ていることから名前がついたのだとか……。

名前に大根とついていますが、市販のものは品種改良されており、土に植えても大根のように大きく育つことはありません。

 

家庭でも水耕栽培で簡単に育てることができます。種まきから1週間ほどで収穫できるので、手軽な家庭菜園としてもおすすめです!

ほかにもある身近な「スプラウト」

かいわれ大根のほかに身近なものでは、ブロッコリーのスプラウトである「ブロッコリースプラウト」も有名ですね。

こちらはかいわれ大根に比べて甘みが強いのが特徴です。

 

形がよく似ている「豆苗」もスプラウトの一種ですが、こちらはエンドウ豆が発芽したもの。

豆苗は繁殖能力が高いので、切ったあとの根っこを水に浸しておくと、再び発芽して何度か食べられますよ。

 

ちなみに、かいわれ大根は水に浸けても発芽する可能性は低いので注意しましょう。一度収穫すると、発芽に必要な栄養が残らないためだそうです。

再生栽培ができない分、一度の収穫に栄養がたっぷり詰まっているということですね!

かいわれ大根の栄養

かいわれ大根に含まれている主な栄養素は以下の通りです。

 

・葉酸

・ビタミンK、ビタミンA

・イソチオシアネート

 

葉酸はビタミンB群の一種で、妊娠中に積極的に摂ると良いとされている栄養素です。赤血球の働きを助け、細胞の生成や再生を助けてくれます。

なお、ビタミン類は加熱すると栄養素が失われるので、生で食べるのがおすすめです。

 

かいわれ大根の辛味はイソチオシアネートによるもので、殺菌作用や抗酸化作用があるといわれています。

さらに、発がんを抑制したという研究結果も出ており、抗がん効果にも期待ができるのだとか……。

 

イソチオシアネートは、かいわれ大根のほかにもワサビや大根などにも含まれていますよ。

かいわれ大根の保存方法

かいわれ大根は、買ってすぐが新鮮でおいしく食べられるベストタイミングですが、まとめ買いやその日の献立によっては、すぐに食べられないこともありますよね。

 

なるべくおいしいまま食べるには、どのような保存方法が良いのでしょうか?

パックのままなら水の交換がマスト

かいわれ大根は、根っこのついた状態で容器に立てて売られていることがほとんどです。

 

出荷時は根元のスポンジに水を含ませ密封されているので、未開封のままでも数日なら保存できます。

しかし、根っこの水分がなくなってきたり、スポンジに含ませている水が古くなってしまったりするため、パックを開けて水を交換しながら保存するのがおすすめです。

 

保存方法は簡単! 購入したときのパックに根っこが浸るくらいの水をはり、かいわれ大根を入れておくだけ!

ラップをして密封させて立ててておくと、新鮮なまま保存できますよ。

 

数日保存する場合は、毎日水を交換してくださいね。

必要な量だけカットしながら使うと、使いやすいうえに保存も楽々です。

カットしたものは水を含ませるのがポイント

根っこを切り落としたあとにかいわれ大根が余ったときは、保存容器とキッチンペーパーを使って保存しましょう!

 

水を含ませたキッチンペーパーを保存容器に敷き、かいわれ大根を乗せて包み込んでフタをすると完成です。

パックのときと同様、キッチンペーパーは毎日新しいものに交換し清潔に保ってくださいね。

かいわれ大根を使ったレシピ6選

料理に添えられることが多いかいわれ大根ですが、メニュー次第で存在感のあるものが作れますよ。

 

最後に、かいわれ大根を使ったレシピを6つ紹介します。

ピリ辛薬味そば

そばの薬味として、かいわれ大根は活躍しますよ。

大根おろしとかいわれ大根を合わせると、ピリ辛で刺激的なそばが食欲をそそりそう……!

 

みょうがや一味唐辛子を入れて、薬味をより楽しむのもおすすめです。

かいわれ大根の豚バラ巻き

※画像はイメージです

 

かいわれ大根を豚バラ肉で巻いて焼き、砂糖と醤油で甘辛く味付けしてもおいしいですよ。

甘辛さの中にもかいわれ大根の辛さが感じられ、ぱくぱく食べられそう!

 

おかずとしてはもちろん、日本酒などお酒のつまみとしても◎!

火を通すことで辛味も和らぎ、子どもも食べやすくなります。

かいわれ大根とジャコの和風サラダ

https://www.instagram.com/p/ChMubTSPNlm/

 

@meeko_.3.1.5さんは、かいわれ大根とジャコを合わせて和風サラダを作っています。

かいわれ大根の辛味とジャコの甘さがマッチして、箸が止まりません。暑い日にぴったりのサッパリしたサラダですね。

ソーセージのかいわれ大根のせ

https://www.instagram.com/p/CdDf-c3vu2o/

 

@cookingnagiさんは、切って炒めたソーセージにかいわれ大根を乗せています。

かいわれ大根は事前にマヨネーズと合わせておくのがポイントです。

 

ソーセージのジューシーさとかいわれ大根のフレッシュさがやみつきになりそう……!

ビールのつまみとしてもぴったりなのだとか。

じゃがいも×カレーそぼろ×チーズ×かいわれ大根の贅沢トースト

https://www.instagram.com/p/CbLl3A8vnjL/

 

@ichigo1939さんは、食パンにじゃがいも、カレーそぼろ、チーズを乗せてトーストしています。仕上げにかいわれ大根を乗せると完成です!

 

カレーパンのような味付けのトーストにかいわれ大根の刺激がプラスされて、最後まで飽きずに食べ進められますよ。

かいわれを乗せてからトーストしたり、チーズの量を増やしたりすると、食べ応えも変わるので何度でも試したくなりますね。

かいわれ大根のサラダそうめん

https://www.instagram.com/p/ChJE6bqv1WI/

 

@bochibochi_peachさんは、かいわれ大根を使ってサラダそうめんを作っています。

コーンやシーチキンといっしょに和えることで、いつものそうめんが豪華なメニューに早変わり!

食欲が落ちがちな暑い日に、ぜひ食べたいですね。

まとめ

食材として脇役になりがちな「かいわれ大根」は、栄養も豊富でさまざまな料理に役立ちます。
さらに、適した方法で保存することで、長くおいしく食べることができますよ。

また、料理に添えることが多いかいわれ大根ですが、主役やメインとして楽しむこともできる食材です。
今回は6つの料理を紹介しましたが、かいわれ大根のお浸しやナムルなど、ほかにもさまざまな料理として楽しむことができますよ。

今年の9月18日「かいわれ大根の日」は、ぜひレシピを参考に、かいわれ大根を使った料理を楽しんでくださいね。


文/丸山希

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