-第4回-【3分でわかる!】子育ての負担がママに偏りがちな時、パパに意識してほしい3つの心がけ!

公開日:2022/02/25

-第4回-【3分でわかる!】子育ての負担がママに偏りがちな時、パパに意識してほしい3つの心がけ!

日々、お仕事、家事、子育てを頑張っているパパの皆さん、こんにちは!

子どもが生まれ、自分なりに子育てを一生懸命しているなかで、こんなことを感じたことはありませんか?

 

・自分に対して、妻がなんかイライラしている

・妻から色々細かく指摘されたり怒られたりすることが増えた

・自分の子育てに自信が持てない

 

「なぜだろう?」「どうすればいいんだ?」

分からないことだらけで、戸惑うこともありますよね。

 

ここでお届けするのは、そんな思いを抱えるパパ、またもっとレベルアップしたいパパに向けた、応援コラムです♪

 

保育学・父親支援の専門家であり、三児のパパでもある小崎恭弘(こざき やすひろ)先生に、「もっと!愛されパパになるための心がけ」を聞きました!

 

今回は、【子育ての負担がママに偏りがちな時】に焦点を当てた内容です。

 

【ママの声】子育ての大変さについて、パパに知ってほしいこと

パパがいない時や、日々の子育てのなかで、ママはどんな思いを抱えているのでしょうか。

まずはママの声を一緒に見ていきましょう!

※2021.3「育児において、配偶者にもっと知ってほしいことや意識してもらいたいこと調査」(フレーベル館・子ども子育て研究室調べ)自由記述回答より一部抜粋・一部調整

  • 「夫がいる時に子どもがぐずるのと、自宅で子どもと2人っきりでいる時にぐずるのでは、感じ方や疲れが全く異なる。育児には『調べる』『考える』『悩む』等の作業があり、おむつ替え等の実際の作業より大変であることも多く、それに気づいていない。」

  • 「家事育児に追われている毎日を知っていてほしい。それだけでも十分気持ちが楽です。」

  • 「育休中とはいえ、24時間毎日育児をする大変さを身をもって知ってほしい。ただ離乳食をあげるといっても、準備から片付けまですごく手がかかること。洗濯・食器洗い・掃除をしている時も後追いがあり、普段より時間がかかること。赤ちゃんの命を守る責任感を抱えながら全ては赤ちゃん第一の生活に360度変わる。特にワンオペ育児は毎日毎日目がまわる忙しさ。洗濯物を畳む、食器を洗う、たまには早めに帰宅するなど、ほんの少しでもいいから協力してほしい。」

  • 「子どもと離れて少しゆっくりしてみたい。」

  • 「夫は、仕事中育児から離れられるが、私は24時間育児が毎日続いている。一人で過ごす時間が1時間でもほしい。」

  • 「相手の立場になって考え、心に余裕がもてるよう、一人の時間をちゃんとお互い作れるようにしたい。」

 

皆さんは、どのように感じられたでしょうか。

「子育ての大変さについて、十分に理解できていなかったかもしれない」

「でも、忙しくてなかなか時間をとることが難しい…」

そんなパパへ。

 

愛されパパになるために、パパはどんなことを心がければよいのか?

こざき先生と一緒に考えていきましょう~!

 

【必見!】愛されパパになるために

【こざき先生】

お仕事忙しいですか?

多くのパパはきっとお忙しいことだと思います。

「子育て世代は働き盛り世代」です。

仕事も一番脂が乗っている楽しい時なのかもしれません。仕事は大変さもありますが、やりがいを感じやすい活動でもあります。

 

しかし同じレベルで、もしかするとそれ以上に、“子育て”という場面で、パパは求められています。

求められているパパのチカラ

「なかなか子どもとの時間がとれていなくて寂しい」

「子育ては、妻の負担が多くなっていたり、任せっきりになってしまっていたり、申し訳なく思っている」

忙しいパパの中には、こんな思いを抱えている方もいるでしょう。なかなか思い通りにはいきませんよね。

 

ただ、パパが安心して仕事ができるのは、ママの支えがあるからではないでしょうか。

現在は、女性の就業率も高くなってきています。また、専業主婦家庭のママも、幼な子と共に懸命に生活をされています。

 

「ワンオペ育児」と言われるように、一人っきりで子育てを担っているママも多くいます。子どもを育てるという営みは、24時間365日、決して休みはありません。店長一人でコンビニエンスストアを運営するような、とても過酷なものです。だからこそ、そこにパパのチカラが求められているのです。

 

「子育ての大変さの理解」と「自発的な行動」

パパの皆さんには、どんなことができるでしょうか。

夫婦によって、それぞれの役割は様々であり、正解があるわけではありません。

 

ですが、ママの子育ての負担が大きい場合、まずは、ママの大変さや忙しさを「理解」はしてほしい!

また、ママの子育てがしんどくなりすぎないように、大きなストレスにならないように、配慮し、自分から行動してほしいのです。

 

例えば、

  • ママが気分転換できるようにする
  • 交代ができるよう、パパ自身が育児のスキルを上げておく
  • 子育てや家事を簡略化したり代替えしたりできるように情報収集をしておく(例えば、経験者に話を聞く、安全な代行サービス会社を調べるなど)
  • ママが休息したり、育児から離れたりする時間を作る

などです。

こうすることで、子育てにメリハリがつけられるようになります。

共に子育てをするパートナーとして、ママの気持ちに寄り添う

多くのママは、子育てが嫌なのではなく、永遠に続く感覚と誰にもわかってもらえない孤独が辛いのです。

少しの時間でもよいので、ママの話を聞き、気持ちに寄り添いましょう。会話以外にもSNSやメールでのコミュニケーションもよいと思います。

 

子育てを一緒に楽しみ、また時には大変さも共に経験することが、子育ての醍醐味につながります。

夫婦で乗り越えていきましょう!

【まとめ】愛されパパの心がけ

  • ワンオペ育児はとても過酷!
    一人で子育てをする大変さをまずは理解しましょう!

  • ママの休息時間確保・自分の育児スキルアップなど、自分にできることは何かを考え、積極的に動きましょう!

  • 少しの時間でもママの話を聞きましょう!会話以外にもSNSやメールの活用を。

監修者プロフィール

小崎 恭弘(こざき やすひろ)

大阪教育大学教育学部教授。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問。東京大学発達保育実践政策学センター研究員。

兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年勤務。三人の男の子のパパで、それぞれに育児休暇を取得。それらの体験をもとに「父親の育児支援」研究を始める。NHK「すくすく子育て」等のテレビ出演や、ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信を行う。父親の育児、ワークライフバランス、子育て支援、保育研修等で、全国で年間60本程度、これまで2000回の講演実績を持つ。

イラストレータープロフィール

ヒビユウ

イラストレーター。三重県在住。

3歳差兄妹と夫との絵日記をSNSで綴っている。

著書「ヒビ家のムスコとムスメ1・2巻」河出書房新社。

Instagram @hibi_yuu


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