【専門家監修】「上の子の赤ちゃん返り」かかわりのポイント2つをマンガで解説!

公開日:2022/03/31

【専門家監修】「上の子の赤ちゃん返り」かかわりのポイント2つをマンガで解説!

下の子が生まれた頃から見られるようになった、上の子の「赤ちゃん返り」。

保育園・幼稚園などでは自分でできることを家ではやらない、急に甘えることが増えた、下の子に意地悪する、などなど…。

 

「下の子のお世話が大変で、上の子の赤ちゃん返りにイライラしてしまう時もある」

「上の子に我慢させてしまうことも多く、申し訳なく思うことがあるが、どうしたらよいのかわからない」

などと、悩むことはありませんか?

 

きょうだいができ、上の子に赤ちゃん返りが見られた時や我慢させてしまうことが増えてしまった時はどうすればよいのか、お悩みの皆さんへ。

 

大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)先生に、赤ちゃん返りをする子ども側の気持ちや、大人のかかわりや対応のポイントなどについて教えていただきます!

 

上の子の赤ちゃん返り…こんな困った場面ありませんか?

赤ちゃん返りは、なぜ起こる?

なぜ赤ちゃん返りは起こるのでしょうか。

まずは、赤ちゃん返りの背景にある子どもの気持ちについて、どんなことが考えられるのかマメ先生に聞いてみましょう!

 

「赤ちゃん返りが『自分にもっと愛情を注いでほしい』というメッセージだとすれば、可能な範囲でそれを叶えてあげることが一番でしょう。ただ、『それどころではない』『十分上の子にも配慮しているのに』という気持ちの時もありますよね。でも、そんな時こそ、上の子の思いに目を向けてほしいのです。」とマメ先生。

下の子もいるのに大変!だけど、大切に考えたい上の子の気持ち!

【上の子のケア】大人のかかわりポイント!

では、子どもの気持ちに寄り添うためには、具体的にはどんなかかわりを心がければよいのでしょうか。

 

「その他、例えば、上の子が自分の思いが満たされず、下の子を叩くなど、ついついあたってしまった時も、攻撃したことだけに目を向けて叱るのではなく、そうしてしまった気持ちを丁寧に聞いたり、代弁・共感したりすることや、『もう少ししたら、ちゃんと遊ぶ時間とるからね。少しだけ待っててね』と先の見通しを話すことで落ち着くことがあります。

 

このように、気持ちをしっかり受け止めることで子どもは『自分の気持ちをわかってくれた』、『自分のことも考えてくれている』と安心感を得ることができ、次第に赤ちゃん返りをすることも少なくなってくるのではないでしょうか。」とマメ先生。

 

大人のかかわりにおけるポイントについて、具体例を挙げて教えていただきました。

 

監修者プロフィール

大豆生田 啓友(おおまめうだ ひろとも)

玉川大学教育学部教授。専門は、乳幼児教育学・子育て支援。青山学院大学大学院教育学専攻終了後、青山学院大学幼稚園教諭などを経て現職。日本保育学会理事。こども環境学会理事。NHK「すくすく子育て」をはじめ、テレビ出演や講演活動など幅広く活動中。多数の子育てに関する著書がある。

イラストレータープロフィール

Yuzuko(ゆずこ)

書籍やWeb・広告等で活動中のイラストレーター。手紙やイラストに関するワークショップも行う。2018年生まれの男児の母でもある。

Yuzukoホームページ https://atelier-yuzu.jp/


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まとめ

今回は、上の子の赤ちゃん返りやそのケアのお悩みについて考える内容でしたが、いかがでしたでしょうか。

赤ちゃん返りの背景にある子どもの気持ちや、その気持ちに寄り添った大人の関わりのポイントなどについて、マメ先生に教えていただきました。

きょうだいができるということは、子どもにとっても保護者にとっても、喜びも多くある一方で、戸惑うことや悩むことも多くあるのではないかと思います。

マメ先生から教えていただいた「子どもの行動の裏にある子どもなりのメッセージ」を考えることや、関わりのポイントを参考に、戸惑いや葛藤を抱えている子どもたちや保護者の皆さんが、少しでも気持ちが晴れやかに、笑顔になれたらいいなと思います。

私たちフレーベル館は、日々子育てをしている皆さんの悩みや不安、知りたいことなどに寄り添い、一緒に考えていきたいと思っています。


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この【大豆生田先生にきく!子育てのナヤミ・ギモン】シリーズでは、保護者の皆さんの声に寄り添い、大豆生田先生にご協力いただきながら、子どもの理解を深める視点・大人がかかわる時の考え方などをお伝えしています。
記事を読んで、少しでも気づきが生まれた、気持ちがラクになったと思っていただけたら嬉しいです♪

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文/フレーベル館 子ども子育て研究室

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